NEWS NO.140(2016年度)
熊野枝里香さんが、「第37回牛乳・乳製品利用料理コンクール」で優良賞を受賞
平成28年度「第37回牛乳・乳製品利用料理コンクール」の実演審査が、10月21日(金)に札幌エルプラザで行われ、「酸乳酪湯(サンニュウラクタン)」を調理した循環農学類3年の熊野枝里香さん(食物利用学研究室 宮崎早花助教)が優良賞を受賞しました。
このコンクールは、牛乳と乳製品をもっと料理に利用し、豊かな食生活を築くことを目的として、北海道牛乳普及協会とホクレン農業協同組合連合会が主催しています。今回は、応募総数154点の中から書類審査で選ばれた10名が二次審査で実演調理し、「誰でも作れる普及性」「おいしさ」「アイディアの斬新さ」を競いました。
熊野さんが考案した「酸乳酪湯」は、酸辣湯(サンラータン)という中華料理のスープに、ヨーグルトを使用したものです。肉だんごに水切りヨーグルトを混ぜ、水切りした際にできるホエー(乳清)を、酢の代わりに使用して酸味をつけました。
○熊野枝里香さん
「私はヨーグルトが大好きですので、このコンテストでは、ぜひヨーグルトを使いたいと考えました。また、牛乳や生クリームを使う料理のレシピはよくありますが、ヨーグルトを使うのはあまりなかったので、ぜひやってみたいと思いました。
最初はハンバーグにそのままヨーグルトを混ぜてみましたが、水っぽくなってうまくいかず、ヨーグルトを水切りして、水餃子を作ってみました。この試作品は好評だったのですが、実演調理には時間制限があるので、餃子の皮で包まずに肉だんごにすることにしました。副産物のホエーを酢の代わりに活用することでスープにうまみが増すので、味付けは醤油と酒、ごま油だけで、簡単に調理でき、さっぱりとして食べやすい料理に仕上がりました」。