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Channel: 全件 | 酪農学園大学 | 農食環境学群・獣医学群
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第5回青果物計量販売実験のお知らせ

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本年度5回目の計量販売実験を10/10(水)~12(金)で実施します。新鮮な野菜や果物を用意して、みなさんのお越しを心よりお待ちしています。

予定実験販売数量がなくなり次第終了させて頂きますので、購入はお早めに。
販売期間:10月10日(水)~10月12日(金)
販売場所:A2号館1階 店舗実習室
販売時間:10時~17時半


2018年度「円山動物園体験講座」を開催

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社会連携センター地域連携課は、9月30日(日)に札幌市の円山動物園において「円山動物園体験講座」を開催しました。
当日は、江別市や札幌市にお住まいの方を中心に27名の受講者が集まり、午前中に園内見学、午後から講義を中心にとした講座を行いました。
午前中の園内見学では、酪農学園大学 獣医学群 獣医保健看護学類の郡山尚紀准教授(動物行動生態研究室)がホッキョクグマ館やモンキーハウス、類人猿館などを案内し、動物ごとに生態や行動の意味などを解説。併せて受講者からの様々な質問に回答しました。


午後からは、円山動物園の大澤獣医師より「動物園獣医師の仕事」と題した講義を聴講し、普段はなかなか見ることのできない園内の動物病院や飼料庫なども見学しました。
その後、郡山准教授による「アフリカの野生動物と人の暮らし」と題した講義を実施し、人と動物の共通感染症や絶滅危惧種、環境破壊といった身近な事柄について学び、さらに、動物の世界における“死と弔い”についても学びました。


郡山先生は今回の講義を通じ、「動物を見る際には、動物たちが生息する地域の現状なども意識しながら見てもらうことで、より動物に対する理解を深めてほしい。また、動物の社会にも仲間の死を悼むことがわかっており、動物を知ることで人間の生きる道を学んでほしい。」と解説され、講座は終了しました。

北海道ブロッククラブ・ユース主催研修会 「つながる!・つなげる」のご案内

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40代を中心とした酪農経営者と学生・教員が交流を持ち、就職に繋げることが目的のイベントです。本気の学生を待っています!!

 

■日 時: 2018年11月16日(金)14:00~17日(土)12:00まで

■場 所:北海道青少年会館コンパス 札幌市南区真駒内柏丘7丁目8-1

 

■参集範囲:交牧連会員、酪農家、酪農関係従事者、酪農に興味のある学生お呼び教員

 

■参 加 費:全日程参加 7,300円

1日目のみ(夕食あり)、宿泊無 1,620円
1日目夕食後から(宿泊あり)   5,700円
1日目夕食なし、または2日目のみ 0円

 

■申込締切日:10月5日(金)までに添付の参加申込書(PDF)によりお申込下さい。

研修会実施概要詳細(PDF)はこちらからご覧下さい

 

■お問い合わせ:レイクヒルファーム 塩野谷 通(とわの森高校・大学食品科学科OB)(0142-83-3376)

第7回収穫感謝祭を開催

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NEWS NO.55(2018年度)

第7回収穫感謝祭を開催

1年生の授業の一環として、第7回収穫感謝祭が9月29日(土)に、本学の体育館で行われました。

本学では、建学の精神である「健土健民」思想(健全な大地は健全な国民を育む)への理解を深めるため、1年次に農場実習で作物栽培を行い、これを健土健民入門実習として位置づけています。この体験型学習によって食料と健康にわたる生命のつながりを体得し、それに感謝する気持ちを確認することを目的として、収穫感謝祭を実施しています。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

小林昭博宗教主任による開会礼拝のあと、竹花一成学長のあいさつ、基礎ゼミ農園のポスター発表が行われました。


 

 

 

 

 

 

 

 

また、特別講演会では、本学の職員で道庁(北海道農政部 食の安全推進局 食品政策課)に出向している吉田陽平さんと獣医学類の中出哲也教授が講演を行いました。

最後に、基礎ゼミ農園ポスターの表彰式が行われ、最優秀賞は92票を獲得した杉村ゼミが、優秀賞は宮崎ゼミ(47票)・栃原ゼミ(38票)・植田ゼミ(29票)、畑賞は佐藤(元)ゼミ・栃原ゼミ・亀岡ゼミ、澤本ゼミ、寺岡ゼミのポスターが表彰されました。

★最優秀賞 杉村ゼミ(92票)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

★優秀賞 宮崎ゼミ(47票)・栃原ゼミ(38票)・植田ゼミ(29票)

 

 

 

 

 

 

 


★畑賞 栃原ゼミ(W受賞)・佐藤元昭ゼミ・亀岡ゼミ、澤本ゼミ、寺岡ゼミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<ポスター発表の様子>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年度 保護者懇談会の開催について(ご案内)

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本学では、保護者の皆様に、本学の様子をお知らせし、ご理解いただくことを目的とした保護者懇談会を開催しております。今年度は、下記の日程で本学にて開催いたしますのでご案内いたします。なお、お申込みは本学からお送りする「保護者懇談会出席申込書」のはがきをご利用くださいますようお願い申し上げます。

 


案内図PDFダウンロード

 

○講義参観

10月 5日(金)酪農学園大学  北海道江別市文京台緑町582番地

受付:C1号館1階 ロビー  受付後、ご希望の講義を参観していただきます。

※講義参観一覧

 

 

〇保護者懇談会

10月 6日(土)酪農学園大学  北海道江別市文京台緑町582番地

受付:黒澤記念講堂1階 ロビー 

 

※「講義参観」および「保護者懇談会」は一方だけの参加も可能です。

 

■農食環境学群(循環農学類・食と健康学類・環境共生学類) 詳細はこちら

  ・保護者懇談会スケジュール

時  間 内  容 ・ 場  所
10:30~11:00 受付 黒澤記念講堂
 11:00~11:30 学長説明会 黒澤記念講堂
11:30~12:00 学群懇談会 黒澤記念講堂
13:00~ 学類懇談会・個別面談 C1号館・C4号館

※出席人数により時間・会場等に多少変更が生じる場合がありますので予めご了承願います。

※個別面談の順番が遅い場合、お待たせすることがあります。予めご了承願います。

※個別面談終了次第、随時解散となります。

 

■獣医学群(獣医学類・獣医保健看護学類)、獣医学部 詳細はこちら

 ・保護者懇談会スケジュール

時 間 内  容 ・ 場  所
10:30~11:00 受  付 黒澤記念講堂
11:00~11:30 学長説明会 黒澤記念講堂
12:30~13:00 学群・学部懇談会 C1号館
13:10~ 学類・学科懇談会 獣医学類・学部:C1号館、獣医保健看護学類:D1号館
個別面談(各会場) 各会場 教員が案内します。

※ 出席人数により時間・会場等に多少変更が生じる場合がありますので予めご了承願います。

※ 面談時間は参加者数に応じて調整しますので、当日ご案内いたします。

※ 個別面談終了次第、随時解散となります。

お問い合わせ:学務部学務課 TEL:011-388-4128  平日のみAM8:30~11:30 PM0:30~5:00

(夏季休業期間:8月13日(月)~17日(金))

就活解禁に向けての準備講座を開催しました

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2018年9月27日(木)および10月1日(月)
農食環境学群・獣医保健看護学類3年、獣医学類5年、大学院修士課程1年生を対象に
「就活解禁に向けての準備講座」を実施しました。

講師に有限会社エイチ・ビー・エヌの樋江井 繁氏をお招きし、
就活解禁まで半年を切った今、取り組むスケジュールの確認や、
業界・仕事研究の仕方、3月まですべきことなどの話を聞きました。


参加学生の声

・今日のお話を聞いて、やらなきゃいけないことが多くて焦りました。夏のインターンシップには参加しましたが、それだけで満足せず、秋・冬も頑張ろうと思いました。

・就職について何から始めれば良いかわからず、どういう仕事を探せばいいのかもわからない状態だったので、自己分析や他己分析で軸を定めてから探していこうと思いました。またインターンシップに行くことの重要さを改めて感じることができました。

以上

就職活動体験報告会を実施しました

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2018年10月4日(木)
農食環境学群・獣医保健看護学類3年、獣医学類5年、大学院修士課程1年生を対象に
「就職活動体験報告会」を実施しました。
4年生内定者(就職決定者)を3名を招き、
就職活動についてパネルディスカッションをしていただきました。
コーディネーターは前回の講座に引き続き、有限会社エイチ・ビー・エヌの樋江井 繁氏にお願いしました。
4年生からは各自の就職活動の状況をお話いただきました。
自身の活動を振返り、ポイントやアドバイス等をとても上手に話していただきました。
就活ノート、スケジュール帳も見せていただきました。
パネルディスカッションの後は座談会を行いました。
3年生からも質問がたくさん出ました。
参加学生の声
・先輩方から貴重な体験談を聞けてよかったです。説明会やインターンシップなどに参加し、どのように行動すればよいか学ぶことができました。
・4年生の方の生の声を聞けてとてもためになりました。就職活動のイメージを感じることが出来、自分も来年、このように話せるようになりたいと思いました。
以上

第13回「三愛賞」並びに第9回「特別三愛賞」及び「特別功労賞」授賞式報告

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NEWS NO.56(2018年度)
第13回「三愛賞」並びに第9回「特別三愛賞」及び「特別功労賞」授賞式報告

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10月5日(金)午後1時10分から中央館学生ホールにおいて、獣医学科同窓会主催の第13回「三愛賞」並びに第9回「特別三愛賞」および「特別功労賞」の授賞式並びに受賞講演会が開催された。会場には獣医学科教員や学生、同窓生、学園関係者約170名が出席した。本年度の「三愛賞」受賞者は(株)宮城県食肉流通公社 代表取締役社長 横山亮一氏(昭和55年度卒)(14期)。

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横山亮一氏の受賞理由は、宮城県庁にて家畜衛生及び畜産行政に携わり、高病原性インフルエンザを含む防疫に対してその手腕を発揮した。また、東日本大震災を乗り越え平成29年9月に開催された第11回全国和牛能力共進会宮城大会で事務総長を務め、全国より高い評価を得た。

「特別三愛賞」受賞者は本学名誉教授で元獣医学科獣医薬理学教室教授種池哲朗先生。種池先生の受賞理由は、酪農学園大学獣医学科に於いて獣医薬理学教育の基礎を築き、その発展に奔走いただいた。その結果、多くの優秀な卒業生を世に送り出した。また、同窓会活動にも積極的にご協力いただき、同窓会の活性化にも多大なる貢献をいただいた。

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授賞式は三好健二郎講師(同窓会事務局長)の司会で進行し、南繁獣医学科同窓会会長より受賞者の紹介とお祝いのご挨拶を頂戴した。次に授賞式が行われ、種池先生、横山氏に受賞の賞状並びに副賞が南会長より送られた。種池先生は特別賞の受賞答礼において、近況報告とともに獣医学科同窓生の活躍や授賞への謝意を述べた。

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「三愛賞」の受賞記念講演は、横山亮一氏から「東日本大震災からの苦難を乗り越えた第11回全国和牛能力共進会成功への道のり」と題して約1時間、ご自身の経歴を交えた東日本震災時や全日本和牛共進会での責任者としての苦労話等を紹介していただいた。講演会終了後は2階の談話室に会場を移し、和やかに茶話会が催された。

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第3回オープンキャンパスレポート

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9月22日(土)に今年最後となるオープンキャンパスが行われました。
今回もたくさんのお方にお越しいただき、515名(保護者・付き添い者含む)の方にご参加していただきました。
北は北海道、南は大分県まで約36都道府県からご参加いただきました。
少し肌寒い1日となりましたが、秋の酪農学園大学を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

それではさっそく第3回オープンキャンパスを振り返ってみましょう。

受付のある中央館入口には学生作のウェルカムボードが。可愛いウシ型ウェルカムボードと記念撮影している方もいました!

中央館1階にて学生スタッフが受付をしてくれます。ここで本日のパンフレットや学食チケットを貰うことが出来ます。

中央館の前ではYOSAKOIサークルが参加者の皆さんをお出迎え。この後のオープニングセレモニーで行う演舞の宣伝中です!

オープニングセレモニー会場である黒澤記念講堂では、ブルーグラス研究所のみなさんが演奏でお迎えしてくれます。

オープニングセレモニーが始まるまで、学生スタッフが参加者のみなさん一人ひとりに本日のイベントをご案内。

「志望している学類だと、このイベントに参加するのがオススメですよ!」、「まずはこれに参加して、午後はこの見学ツアーが良いと思います!」と皆さんの志望に合わせてオススメプランをご提案します!

今回の司会は循環農学類3年のせぇらんと獣医学類1年のまりあ。配布資料の確認からお知らせ事項など簡単な事務連絡からオープニングセレモニースタートです!

オープニングセレモニーではYOSAKOIサークルの演舞も!迫力のある演舞に感動した方もいるはず。気になる方はぜひ入学後に見学に行ってみてください!

その後、各学類の学生から3分間で本日の学類イベント紹介。獣医保健看護学類は2年のまちこが紹介してくれました。どうして本学を選んだのか、今やっている勉強など簡単な自己紹介の後に獣医保健看護学類のイベントの魅力を教えてくれました!

獣医学類は6年のゆかが簡単な自己紹介の後に学類イベントの案内をしてくれました。長野県出身で本学獣医学類進学したゆかは国家試験への勉強もしつつ、アルバイトやオープンキャンパススタッフの活動など忙しい毎日を送っています。獣医学類を志望している皆さんの中には6年生でもアルバイトできるの?!と驚いた方もいるはず。学類イベントの紹介や、見学ツアーの紹介もしれてくれました。

最後に檀上に登場したのは竹花学長!!1分間で皆さんにご挨拶。学長もこのオープンキャンパスに終日参加していますので、ぜひ見かけたら声をかけてみてください!

オープニングセレモニー後は学生スタッフが各学類のイベント会場へご案内。広い構内も迷う心配はありません。

学生スタッフとお喋りしながら移動する参加者の方も。歳の近い大学生となら緊張せずにお喋りできたのではないでしょうか。

ここからは各学類イベントの様子を見てみましょう。こちらは循環農学類の様子です。まず中辻学類長から学類紹介がありました。使用している教室はもちろん普段大学生が授業を受けている教室。高校との規模の違いに驚いた方もいるのでは?

その後、農業科教育研究室の飛谷先生より「農業高校の教員の養成」というタイトルで模擬講義がありました。講義の後半には、ゼミ生が作ったトマトの試食も!本学では農業、理科、社会の教員免許取得ができます。

循環農学類では見学ツアーもありました。こちらは作物生産ステーションの様子。コンピューターで制御しているガラス温室ではイネや花卉などが研究の一環として育てられています。

こちらは圃場の様子。学生たちによってムギやマメ類などが育てられています。少ない面積でいかにたくさんの作物を育てられるか、より収量を多く出来ないか、という研究をしてる学生もいます。

食と健康学類では竹田学類長から学類紹介が。コースの説明や、本学で食品を学ぶ意味など皆さんの知りたいことが盛りだくさんだったのではないでしょうか。

学類紹介の後は研究室紹介や学生のキャンパスライフ紹介を聞いてから見学ツアーに行く「じっくり知るコース」とすぐに見学ツアーに移動する「オープンラボコース」に分かれてのイベントとなりました。こちらはオープンラボコースの様子。食品加工実習室にて学生が実習で作ったハム、やベーコンの紹介や酪農大ワインの紹介がありました。

乳製品製造実験実習室では8~9キロもあるゴーダチーズを持ってもらったり、チーズを試食してもらったりしました。こんな大きなチーズ、初めて見る!と驚きの声も。

管理栄養士コースでは「酪農大ならではの管理栄養士とは―大学の牛乳を科学する―」というテーマでイベントが行われました。臨床栄養管理学研究室の石井先生より「大学の牛乳を科学する」というタイトルの模擬講義が。普段皆さんが何気なく飲んでいる牛乳ですが、実は乳業メーカーや産地、食べている草(飼料)、季節によって、風味、舌触りなどに微妙な違いがあるのを知っていましたか?講義後には先生の研究分野である中央アジアの乳製品やチーズを試食していただきました!

環境共生学類では「My Life in 環境共生学類!!!」というタイトルでイベントを行っておりました。こちらは中央館2階を全て使って研究室の展示紹介。紹介してくれるのは全て各ゼミの学生です。色々な動物の骨や剥製がズラリ。

こちらのボートや後に写っているカヌーは実際に生命環境学コースの学生が実習で使っているもの。オールの重さに驚いていましたね。

食べていただいているのはシカ肉シチュー。とってもいい匂いだったので、匂いにつられて来た方もいたのでは?

獣医学類では伴侶動物外科学Ⅰユニットの井坂先生から「動物の心臓病」というタイトルで模擬講義がありました。その後埼玉県出身の獣医学類5年 今井くんよりキャンパスライフ紹介がありました。3浪して本学へ入学。将来はまず動物病院に就職して修行を積み、ゆくゆくは自分で開業したいそう。ゼミ活動のことからプライベートのことまで色々とお話してくれました。獣医学類を志望している皆さん、参考になりましたか?

獣医保健看護学類では動物疾病治療研究室の嶋本先生より「動物の生活を援助するための技術(摂食行動にかかわる援助)」というタイトルで模擬講義があり、動物の栄養管理や栄養補給についてお話してくださいました。

午前のイベントが終わったらお待ち兼ねの学食タイムです!受付で貰った500円分の学食チケットが使えます。普段、大学生が使っている食堂で大学生が食べているのと同じメニューを食べていただきました。大学生気分は味わえましたか?

大学生と高校生が一緒にご飯を食べていました。ご飯を食べながら普段の学生生活のこと、入試のこと、色々と相談できましたか?

食後には本学オリジナルのアイスクリームもプレゼント!受付でもらったアイスクリーム交換券でバニラ、イチゴ、チョコ味の中から1つ好きなアイスと交換できます。どれも本学内にある乳製品の工場で作られたものです。学内でも1つ108円で販売されています。

こちらは循環農学類のオープンラボの様子。研究室が見学できるというイベントで、ここは資源植物学研究室の実験室の様子です。説明してくれているのは大学院生。本学では大学を卒業後、大学院へ進学する先輩もいるんですよ。

こちらは同じく循環農学類の食物利用学研究室の研究室です。「乳製品を活用しよう!」というテーマでホエーを使ったご飯と普通のご飯の食べ比べや カッテージチーズの試食を体験してもらいました。

獣医保健看護学類のオープンラボでは、動物行動生態研究室の郡山先生による「動物とのコミュニケーションの取り方」というテーマで、まず、簡単な講義を聞いていただきました。

その後は実際にみなさんにも学類犬とコミュニケーションをとっていただきました!まずは郡山先生のお手本を見ていただいて…

おやつを片手にみなさんにもチャレンジしていただきました!ちゃんとお座りや待て、ができましたか?

また、獣医保健看護学類 獣医寄生虫研究室の浅川先生が野生動物医学センターの見学を行ってくれました!オープンキャンパスで野生動物医学センター見学は初の試み!獣医学類や獣医保健看護学類を志望している方、野生動物に興味のある方は必見の施設です!!

野生動物医学センターには鳥類をはじめ、ハリネズミ、アザラシなどたくさんの動物の剥製があります。

寮見学も行っていました!こちらは男子寮の様子。各階にキッチンがあり、冷蔵庫も完備。寮生は自由に使用できます。

2015年に完成したこの希望寮はとても綺麗で、大人気の寮となっています。見ていただいているのはお風呂場ですが、浴室の他にシャワールームも完備しています。

また、保護者向けイベントとして大学資金や奨学金に関する説明会もありました。こちらは高校生より保護者の方のご参加が多く、説明後も個別の質問時間を設けるなど充実した内容でした。

保護者説明会の隣の教室では入試説明が行われていました。2つの学類で迷っている、、、自分に合った入試方法が知りたい、、、という方必見です。全ての入試制度を改めてご説明。説明後も質問がある方には個別相談も受付けておりました。疑問は解決できたでしょうか?

こちらは全国の農業高校生のためのイベント、「集え!日本全国の農高生!」。もちろん学生スタッフも全員農業高校出身です。北海道の農業高校生から九州の農業高校生まで。少人数に分かれてグループワーク。自己紹介や農業高校あるあるなどざっくばらんにお話してもらいました!

大学生活をイメージしてもらうために、大学生スタッフからキャンパスライフの紹介も。高校時代の課題研究から現在の研究活動、一人暮らしや寮生活のことなどをお話してもらいました。

最後は大学生、高校生全員で集合写真撮影!大学生スタッフだけじゃなく、他の農業高校生とも仲良くなれましたか?

こちらはなんと全員同じ高校!青森県の名久井農業高校出身の学生スタッフと、現役の高校生。来年、同じキャンパスに通えることを先輩スタッフは心待ちにしています!

オープンキャンパスの様子や、学生との写真をSNSに登校するとバタークッキーが貰えるというフォトイベントも行っておりました!学生スタッフと写真を撮ると300点、学長と写真を撮るとなんと500点!!

学生も学長も大人気!一緒に写真を撮っている方がたくさんいました。

モーモーベンチで学生スタッフとパシャリ!

イベントにもたくさん参加したし、学生スタッフや学長とも写真を撮ったし、もう帰ろう~。ちょっと待って!各種相談ブースには行きましたか?入試相談やアパート相談、教員相談など個別で相談できるブースもありますよ。

就職相談ブースもありました!学類ごとの就職先や、就職率など卒業後の進路に関する疑問もここで解決できます!

もちろん学生相談ブースもあります!RGUOC CAFEでは学生スタッフとお菓子を食べたりジュースを飲んだりしながらお話できるブース!質問がなくても大丈夫。雑談だけでも大歓迎です!

装飾にも力を入れていました!本学の学生たちがなんのために本学にきたのか紹介する何のためにボード。先輩たちの志望理由はとても参考になりますよ。

最後は学生スタッフみんなで帰りの送迎バスをお見送り。受験生のみなさんは来年、このキャンパスでお会いできるのを楽しみにしています!2年生や1年生のみなさん、ぜひまた来年もオープンキャンパスに遊びに来てくださいね!

今年度のオープンキャンパスは全日程終了いたしました。次年度もたくさんのワクワクを皆さんに伝えられるよう、学生スタッフ、教職員一同頑張ります。

紹介し切れませんでしたが、他にも酪農生産ステーション見学や、
肉畜生産ステーション見学、附属動物医療センター見学、などたくさんのイベントをご用意しておりました!

残念ながら今年のオープンキャンパスは今回で終了となりますが、
次年度もオープンキャンパスの開催を予定していますので、
本学の受験を考えている方は是非ご参加ください!
日程などの詳細は2019年5月ごろ公表予定となります。
次年度もたくさんの方のご参加をお待ちしております。

えべつ健康フェスタ2018に出展

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「えべつ健康フェスタ2018」が、2018年9月30日(日)、野幌公民館で開催され、400名以上の市民が健康について、見る、聞く、体験するイベントに参加され、本学からも、食と健康学類・管理栄養士コースの教員と学生が、「骨量測定、管理栄養士による栄養相談」という内容の出展を行いました。


このイベントは、昨年4月1日に江別市が、健康診断の受診率の向上や食生活の改善、運動習慣の定着などにより、健康寿命を延ばし、誰もが健康で安心して暮らせるまちを目指そうと「江別市健康都市宣言」を行ったことから始まり、今年が2回目となります。

会場では、フード特区機構が「ヘルシーDo認定」健康食品コーナーとして出展し、健康チェック体験・健康推進PRコーナーとして本学の他、北海道情報大学や北翔大学など多くの団体が出展し、どの出展ブースにも長蛇の列ができ、「健康」に対する意識の高さがうかがえるイベントとなりました。

また、お手軽レシピコンテストの入選作品発表も行われ、本学循環農学類松崎奈美さんが考案した「ブロッコリーの卯の花」が準グランプリに選ばれ、表彰されました。

米国パデュー大学研修報告

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NEWS NO.57(2016年度)

米国パデュー大学研修報告

パデュー大学国際課の職員宅にて

米国パデュー大学獣医学部の国際プログラムオフィスによる学生と教員の交流事業により、本学獣医保健看護学類の郡山尚紀准教授(動物行動生態研究室)と同学類の学生4名が、7月21日から8月4日までの15日間、パデュー大学で研修を行いました。パデュー大学は獣医学部の中に獣医学科と獣医看護学科が併設されており、附属教育動物病院では、両科の合同によるチーム医療を学ぶことができます。学生たちは、ローテーションでさまざまな部門での研修を行いました。

【パデュー大学との交流・本学に訪問されたときの様子】

パデュー大学獣医学部長リード先生と北澤多喜雄学類長(記念品贈呈)

パデュー大学獣医学部獣医看護学科長ビアンカ先生による講義

講義後のあと、リード先生とビアンカ先生を囲んで記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

 


【パデュー大学での研修報告】

 

砂本 紗希さん(獣医保健看護学類3年)

 

日本よりも看護が進んでいるアメリカの現状を知りたいと2年生の時から思っており、3年生になってこの研修に参加しました。

伴侶動物だけでなく大動物の手術を見たり、問題行動のある犬へのカウンセリングや、その対処法について学生や看護師たちがディスカッションを行うなど、日本にはない貴重な経験ができました。アメリカの看護師さんたちは日本以上に責任ある仕事を任されており、多くの業務をこなしていると実感しました。

 

お世話をしてくださったパデュー大学の日本人獣医師の方は本当に良い方で、私たち研修生に気を配り、楽しい雰囲気を作ってくださいました。また、大学の方々は、ゆっくりと話して理解できるまでていねいに教えてくださいました。おかげで、予想以上に楽しく、有意義な研修になりました。


 

今野 樹さん(獣医保健看護学類3年)

 

アメリカでの獣医療には以前から興味を持っていました。言葉の不安はありましたが、昨年参加した先輩から大丈夫とアドバイスをいただき、今回参加しました。

 

現地では、動物看護師の方々が同じ看護師の学生が来たことをとても喜んで、親切に教えてくださいました。

 

アメリカでは手術の際には獣医師と看護師の区別がつかないくらい同じように動いており、チームワークの強さを感じました。獣医師の方に『看護師を信頼していますか』と尋ねると、信頼しているし彼らがいなければ仕事は成り立たない、教えてもらうことも多いと答えてくださいました。

今回の研修で持ち帰ったことを、これからの日本の動物看護や教育に結びつけて行くのが私の目標です。


 

高澤 巴菜さん(獣医保健看護学類3年)

 

酪農学園大学に入る前から、海外で勉強したいと思っていました。今回の研修で印象に残ったのは、看護師が注射や麻酔などを普通に行っていることでした。日本の場合は看護師は民間資格で職域があいまいですが、アメリカは国家資格で、獣医師は看護師なしでは仕事ができないと教えられているそうです。

 

この研修で、海外で国家資格を取りたいという気持ちが強まりました。

獣医看護師として他にも取り組みたいことがいろいろとあって迷ってしまうほどで、情報を集めて自分の進路をしっかりと考えていくつもりです。


 

矢部 真彩さん(獣医保健看護学類4年)

 

高校生のときに、飼っていた犬がヘルニアで手術が必要になった時にいろいろ調べていて、アメリカの理学療のことや犬の理学リハビリテーション施術者のための認定プログラム CCRP (Certified Canine Rehabilitation Practitioner) のことを知ったことがきっかけで本学に入学しました。そのアメリカの理学療法チームに、CCRPを取得したパデュー大学の動物看護師が入っていのでパデュー大学に興味を持っていました。

 

私が入学した年にパデュー大学での研修制度が始まり、すぐにも行きたい気持ちでしたが何も分からないで行くより4年生まで待って良かったと思っています。現地の医療現場で行われている内容も把握でき、語学力もしっかり身につける準備ができたのでコミュニケーションがスムーズにとれて良かったです。

 

獣医療先進国であるアメリカで感じたことは、獣医師と看護師(CCRP取得)が縦の関係ではなく、横の関係になっていて素敵だと思いました。それから、大動物の動物看護師が多いことです。研修でもウマの足のレントゲンを撮るなど大動物の理学療法の需要が多いと感じました。日本ではペットにばかり目を向けているのかもしれませんが、大動物の理学療法に目を向けることも必要だと思いました。

 

15日間の研修を振り返ると、最初はなかなか思うようにできなくてもどかしい思いもしましたが「自分から動かなければ!」と、勇気を出して自ら質問し、動いて手伝いをする、いろんなことに挑戦してみてたくさんのことを学びました。こうした経験を生かし、将来は動物病院で動物看護師として働きながらCCRPを取得したいと思っています。


 

えべつ健康フェスタ2018を開催

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NEWS NO.58(2016年度)

健康チェック体験に長蛇の列!

えべつ健康フェスタ2018を開催

江別市主催の「健康フェスタ2018」が9月30日、野幌公民館で開催されました。

昨年4月に「健康都市宣言」を行った江別市。健康寿命を延ばし、誰もが健康で安心して暮らせるまちを目指そうというものです。健康フェスタは昨年はじめて行われ、野幌公民館で行われるのは今回初となります。

三好市長の開会宣言のあと、簡単野菜レシピコンクール(江別市健康福祉部健康推進室主催)の表彰式が行われ、39作品の中から循環農学類4年の松崎奈美さん(食物利用学研究室所属)の「ブロッコリーの卯の花」が準グランプリを受賞し、市長から賞状を授与されました。

本学のブースでは、食と健康学類・管理栄養士コースの山口太一准教授、杉村留美子准教授、小林道講師と学生たちが、約260の骨密度測定と栄養相談を行いました。

また、本学OBで江別市豊幌にあるアンビシャスファーム代表取締役を務める柏村章夫さんの野菜直売「ふたりのマルシェ」も終日大盛況でした。


 

三好市長の開会宣言

簡単野菜レシピ表彰式

準グランプリ受賞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松崎奈美さん(循環農学類4年)

 

 

★準グランプリ「ブロッコリーの卯の花」

テーマが「健康」でしたので、ブロッコリーやおから(大豆)など江別の特産品をメーンにニンジンやしいたけなど野菜をたくさん使いました。卯の花の味付けがあっさりしているので、北海道バターしょう油味でインパクトを加えてみました。

受賞レシピPDFダウンロード

 

 

 

 

 

 

 


酪農大ブース

骨密度測定と栄養相談

測定器に素足を乗せる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


野菜直売「ふたりのマルシェ」

本学OBの柏村さん

アンビシャスファームの野菜

草地の土づくりー維持管理ー

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はじめに

前回は草地をちゃんと作る「草地更新」のお話でした。今回からは、ちゃんと作られた草地を長持ちさせる「維持管理」のお話になります。草地更新は機械施工の労力や土壌改良資材、種子等の資材費といった維持管理時には使わない手間や経費がかかるので、やらないに越したことはありません。どうしたら良い草を長く維持できるのか?それにはまず、草地土壌の特徴について知ることが重要です。ここでは、気温の比較的低い地域で使われる寒地型の牧草が栽培される草地での土壌の特徴についてお話します。

草地土壌の特徴を作り出す最大の要因:毎年耕起しないこと

寒地型草地が水田や畑と最も大きく異なる点は、毎年耕起しないことです(図1)。これが、後述する草地土壌のさまざまな特徴を作り出しています。

寒地型牧草は多年生で、一度定着した株は何年にもわたって生き続け、茎葉を生産します。1本1本の茎(分げつ)は、発生し、成長し、穂や花をつけて、枯死するのに最大2年程度かかるとされています(松中、三枝2016)。寒地型牧草は、その種類によって、発生、成長、開花の盛んな時期が異なります。しかし、いずれの場合にも、1本の茎がその寿命を終えたら次の世代に交代して、茎数の密度を維持することで、毎年の生産性を保っています。この分げつの世代交代がうまくいっている限り草地の生産性は低下しないので、草地を更新する必要もありません。分げつの生活史については、次回、詳しく説明します。

今ここで重要なことは、耕起することなく利用、管理を繰り返したときに、草地土壌に何が起こるか?ということです。毎年、肥料を草地の表面に散布し、地上部の牧草を刈り取りまたは家畜に採食させると、草地土壌はどうなっていくのでしょう?

特徴1 草地表層への養分と根の集積

まず、草地の表層に肥料養分と根群が集積します。

草地への施肥管理は、おおむね利用するごとにおこなわれます。たとえば北海道の採草地では、春の雪解け後に1番草のために必要な肥料が散布されます。1番草が収穫されると、次は2番草のために肥料が散布されます。化学肥料はブロードキャスタという機械で、また、堆肥やスラリーはそれぞれ専用の散布機で、いつも草地の表面に均一に散布されます(写真1)。草地表層に散布された肥料は、土壌の水分に溶けて土にしみ込みます。このため、草地土壌の肥料養分含量は、表層に近いほど高いという偏った分布を示すようになります(図2;平林ら1985)。多年生である牧草は、この土壌養分環境によく適応し、地表下0-5cmくらいの草地表層に根群を集中させます。特に、地下茎をもつイネ科牧草が優占度を増すと、ルートマットと呼ばれる地下茎と根の密集した層が形成されます(図3)。こうした表層への養分と根の集積は、草地が毎年耕起されないために起こる変化です。

ルートマットを含む表層の根群層には世代交代を終わって枯死した根も含まれますが、牧草の養分吸収はこの草地表層において盛んにおこなわれています。32Pという放射性同位体を草地表層と5cm、10cm深に施用して、牧草がリンをどの程度吸収したかを調査した結果、浅いところに施用したリンほどたくさん吸収利用していることがわかっています(図4;大村・赤城1984)。また、採草地土壌のカリウムの収支をみてみると、牧草によるカリウム吸収量は0-15cmの土壌から減少した交換性カリウムの量とほぼ等量でした。生産現場で普通にみられる年間カリウム吸収量20kg/10a程度の水準では、0-5cm土層でも収支が一致したと見なせます(図5;三枝ら1990)。これらの試験結果により、現在、北海道における維持管理草地の土壌診断は0-5cmの土層を対象におこなわれています。もちろん、深層の養分が全く利用されないということではありません。アルファルファのような深根性の牧草では下層土の性質も大切でしょう。しかしその場合でも、土壌養分環境改善のために最初におこなうべきことは、表層0-5cmの土壌化学性に対応した施肥管理です。

特徴2 草地の不均一性

毎年耕起せずに草地を管理していると、水が溜まりやすい凹地や干ばつ・冬枯れの起きやすい凸地の基幹草種がパッチ状に衰退し、播種していなかった草本類が侵入して、優占度を増やすことがあります。地下茎を拡大するリードカナリーグラスやシバムギといった地下茎型イネ科草や埋土種子で繁殖するエゾノギシギシなどの優占度が増えると、収量や粗飼料品質への悪影響が目立ってきます(写真2左)。水田や畑作では毎年耕起して特定の作物を播種し、それ以外の草本を雑草として駆除することで、単一作物の群落を形成させます。しかし、草地では、播種していない雑草も一緒に収穫して粗飼料として利用します。生産性を維持するために基幹草種の優占度を保つには、手取り除草や選択性除草剤の処理が必要な場面もありますが、まずは基幹草種に適した利用管理で草種間競争を有利に導く生態学的な手法が基本となります。

放牧草地では、家畜は草を食べるとともに、ふん尿を排泄します。ふんの周囲の草は食われず、ふんからの栄養補給でどんどん成長します。家畜は短い草が好きなので、伸びた草はよけい食べなくなり、ふんを中心に伸びた草のパッチができます。これを不食過繁地といいます。ふんが分解すると不食過繁地も徐々に消滅しますが、その頃には別の地点で不食過繁地が形成され、放牧草地はいつも、まだら模様の景色になります(写真2右)。不食過繁地では排泄ふん尿によって土壌養分含量が高まり、上に伸びやすい草が優勢となるので、放牧草地の土壌養分含量や草種構成は、採草地よりもずっと多様になります。

先の項目で述べた草地表層への養分や根の集積が垂直方向の不均一化とすれば、ここで触れたパッチ状の草種構成と土壌養分の偏りは水平方向の不均一化といえます。このような不均一は毎年耕起していればある程度リセットされますが、寒地型草地ではそれをおこなわないので、更新後の年次の経過に伴って、3次元的に不均一化が進みます。

特徴3 土壌の酸性化

これは草地に限らず、年間の降水量が蒸発散量を上回るわが国の露地圃場で共通に起こる現象ですが、草地では酸性矯正資材を作土に混和できる機会が草地更新時に限られるため、特に特徴的に指摘される現象です。

維持管理時の草地土壌の酸性化を促進する大きな理由のひとつに、施肥が挙げられます(図6)。肥料に含まれる窒素、リン、カリウムは、たいてい硫酸アンモニウムや塩化カリウム、リン酸アンモニウムなどの塩の形態をしています。これが土壌に含まれる水に溶けると、電離したアンモニウムイオン、リン酸イオン、カリウムイオンが作物に吸収されます。しかし、相方の硫酸イオンや塩化物イオンは窒素、リン、カリウムほどたくさん吸収されないので、土壌溶液中にはこれらの陰イオンが多く残ります。土壌粒子の表面は平均的には負に荷電しているので、雨や融雪で水が土層の上から下に浸透すると、陰イオンは土壌表面の負荷電に反発してその土層にとどまることができず、水と一緒に下層に移動します。このとき、陰イオンは土壌溶液の電気的中性を保つため、土壌表面に静電気的に吸着していたカルシウムやマグネシウムなどの陽イオンを引きはがして、一緒に流亡させます。こうして土壌からカルシウムなどのミネラルが減っていき、酸性化が進みます。これが、草地土壌の酸性化が施肥によって促進される理屈です(宝示戸ら1987)。土壌の酸性化が進むと、アルミニウムイオンが増えて根が痛むとか、リンの肥料効果が落ちるとか、有機物の分解速度が落ちるなど、草地でも良いことがありません(寳示戸 1994)。土壌pHは5.5-6.5くらいの範囲に維持したいところです。上記の理論によれば、施肥で低下する分の土壌pHを維持するには、肥料に随伴する陰イオンを中和するだけの石灰質資材を施用すればよいということになります(宝示戸ら1987)。現在その量は、炭カルで年40kg/10a程度と見積もられています(北海道農政部 2015)。

まとめ

寒地型草地は毎年耕起されません。すると、土壌養分や根は草地の表層に集積し、草種構成や土壌養分の分布が不均一化し、土壌の酸性化が進みます。この現象は草地の利用形態からみて必然的に起こることですが、人為的に制御できる場面も多くあります。単年度の生産性もさることながら、これを後世まで持続的に維持するための制御方法が、草地管理には求められます。

 

<引用文献>
平林清美・松中照夫・近藤煕(1986)北海道草地研究会報,20.163-166.
北海道農政部(2015)北海道施肥ガイド2015,197-229,北海道農政部,札幌.
寳示戸雅之(1994)北海道立農業試験場報告,83,1-109.
宝示戸雅之・佐藤辰四郎・高尾欽弥(1987)日本土壌肥料学雑誌,58,92-95.
松中照夫・三枝俊哉(2016)草地学の基礎-維持管理の理論と実際-,p11-23,農山漁村文化協会,東京.
大村邦男・赤城仰哉(1984)北海道立農業試験場集報,51,61-72.
三枝俊哉・菊地晃二・近藤煕(1990)北海道立農業試験場集報,60,99-109.

本学学生が食べるドレッシングを出展!「第18回えべつ秋の特産味覚まつり」開催のお知らせ

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NEWS NO.40(2018年度)

「第18回えべつ秋の特産味覚まつり」開催のお知らせ

本学学生が食べるドレッシングを出展

10月13日(土)・14日(日)(10時-15時)に、江別河川防災ステーションで開催される「第18回えべつ秋の特産味覚まつり」に、食と健康学類の長村知幸講師(マーケティング研究室)指導のもと、1年生4名が基礎演習の一環として、自分たちが考案したブロッコリードレッシングを出展します。みなさま、ぜひ、お越しください!

 

小岡美紗代さん、山口雛さん、小玉あやかさん、東江結子さん

2018秋の味覚チラシPDFダウンロード

 

「えべつ秋の特産味覚まつり」は、毎年秋に江別の特産品が集まる人気のイベントです。江別市内の飲食店が出店する飲食コーナーをはじめ、ステージイベントや各種体験コーナーなどを設けて江別の多様な魅力を発信するイベントです。

詳しくはこちらのサイトへ

ブロッコリードレッシングを考案したのは、小岡美紗代さん、山口雛さん、小玉あやかさん、東江結子さんです。ドレッシングは2種類で、どちらも江別産のブロッコリーを使用し、一つはネギやトウガラシ、ごま油の香りを生かしたピリ辛味、もう一つは牛乳やチーズ、バターを使ったまろやかな味です。まつりでは、2種類を225食ずつ、計450食を試食として提供する予定です。

 

小岡さんらは「江別をPRできる商品開発を目指して、江別産ブロッコリーを活用した食べるドレッシングを作りました。ブロッコリーは、油と一緒に食べると栄養吸収が良くなります。ドレッシングとディップの中間のような食感にしましたので、サラダにかけたりパンやクラッカーに乗せたり、いろいろな食べ方ができると思います」と話しました。

 

指導教員の長村知幸講師(マーケティング研究室)は「学生たちは食品開発に試行錯誤を繰り返すことで問題解決能力を身に付けるとともに、イベントに参加することで、地域についての知識と理解をさらに深めることができます。学生が考えた江別産食材を使った食べるドレッシングをより多くの方に知ってもらいたいです。まるごと江別のPR・体験ブースに出展し、来場者の方からさまざまな意見をいただいて更なる改善に努めたいと考えております」と話しました。

 

いろいろな食材を活用して調理

色鮮やかな江別産ブロッコリー

ピリ辛ドレッシング完成!

2種類の食べるドレッシング

さて、出来栄えは?

おいしくできました!

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・デンマーク)9月

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喜多遼太朗

 朝、搾乳の時間(6時位)に奇麗な星空が見られるようになり、夏から秋へ、季節の移り変わりを感じます。日照時間が短くなるのは少し寂しいですが、写真を撮ることが好きな僕にとっては、星空を撮るのが楽しみな季節になりました。今月はオープンファームと、travel to farm が主催する第二回study tourに参加したことについて書きたいと思います。

 デンマークで農業はあまり国民から良く思われていません。酪農に関して言えば、牛のメタンガス排出による地球温暖化や、糞尿散布による土壌汚染などが、メディアで時折取り上げられ、そのイメージが強く人々に根付いているからです。そこで、農業者サイドから、街に住む国民に対して理解を得るために始まったのがオープンファームという活動です。具体的には、毎年酪農や養豚などの農場を一般の人に開放するというものです。今年は偶然、僕の配属先農場のすぐ近くの酪農家がオープンファームを実施していたので、仕事の合間に見学に行ってきました。
 その農場には1日で1500人もの訪問者があり、農場見学以外にも、昼食が取れるように、農場側が小さなお店を用意したりしており、小さな祭り会場のような雰囲気でした。牧場内もかなり奇麗に清掃されており、個人的には少し普段の牧場とはかけ離れているかな、とも思いましたが、農業の悪いイメージを改善するためには必要なことなのだと感じました。
 日本ではこのように牧場を一般開放することはほぼないことなので、農業の現場にこれほど沢山の人が興味を示していることに違和感を覚えると共に、良くも悪くも、デンマークでは農業が大きなトピックとなっていることを感じることができた1日でした。


 次にstudy tourで見学させていただいた主にミンクの毛皮を取引しているセリ会場について書きたいと思います。今現在、ミンクの毛皮のセリを行っている会場は世界で3か所しかなく、今回僕が見学させていただいた会場は世界で一番大きな所で、世界シェア60%を占めています。基本的に中国などのアジア圏内でミンクの毛皮は需要があり、バイヤーの方々はほとんどアジア系の人でした。彼らのほとんどが、どこかの会社に毛皮を買い付ける用にやとわれているそうです。
 実際にセリの会場、ストック、奔放などの工程を案内していただき、自分の知らなかった世界を知ることができ、良い経験になりました。
 しかし、セリ会場を見学し、10年後に今と比べ、どれくらいの生産量になっているのかな、と疑問に思いました。実際このセリ会場を見学する前に、ミンク牧場も見学させていただいたのですが、同じ感想を持ちました。
 毛皮を剥いだミンクはバイオガス発電や、動物の餌などに利用しているという話を聞きました。毛皮を取るためだっけに飼育されているというのは何とも言えない気持ちになりました。

 大学も後期が始まり、僕の研修も後半戦へと突入しました。農場の仕事以外での予定も充実しており、研修の最後まで学びの多い時間を過ごすことができるような気がしています。
 寒くなってきますが、体調管理には気をつけ、沢山の技術、知識、経験を身に着け帰国できるよう動き回っていきます!


海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・オランダ)9月

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岩﨑 真衣沙

 9月はあちこちでマイスの収穫が行われていました。私の農場でもマイスの収穫が行われとても慌ただしい月となりました。

 収穫の2日ほど前にマイスの上にかぶせるポテトが到着しました。私が知っているサイレージ作りは酢酸を利用して発酵させるものですが、オランダではポテトを利用する方法が多いのか、いたるところで収穫されたポテトを見かけました。私のところにきたポテトはすでにペースト状になっており、ポテトの他に小麦デンプンやビールといったたぐいのプロテインが配合されていました。見た目は湿った土のような茶色で、少しいい匂いに感じられました。

トラック二台分で32.7tのポテトが到着



                 



 サイレージ作り当日。何もないところに黒のプラスチックを敷いていきます。3メートルごとに計8ヶ所シートを並べました。これだけでもなかなか大変で三人がかりで準備をしました。

このような感じで横に広げていきます



途中雨が降り少し寒かったです


 そうしている間に業者の方がコーンの収穫をして家まで運んできてくださいました。シートを準備している間にすでに刈り取られたマイスがトラックに積まれ、運び込まれてきました。運搬用トラック3台と圧縮に使うトラクターが交互に行き来しました。細かくカットされたマイスがトラックから降ろされて、トラクターによって圧縮されたのですがとても掛け合いがうまく作業がスピーディーでした。


   

   

形をドーム状にするため
必然的にトラクターも前のめりに…


 

 収穫したすべてのマイスが運び込まれた後は、ポテトをマイス全体が覆われるようにカバーします。頂上はトラクターによってカバーされますが、両サイドはポテトが流れて行ってしまうため人の手で補強しました。
 最後は黒のプラスチックを新たに上にかぶせて大まかなマイス作りが終了しました。一日の様子を写真で表すとこのようになります。

9月を振り返って

 ボスが9月が1番忙しいとおっしゃっていたのですがまさにその通りだと思いました。マイス作りのために少し工事をしたり、ポテト用の場所を作ったり、砂の移動等があり、様々なトラクターや業者の方を見かけました。またそれだけでなく、現在私がお世話になっている農場ではゲストハウスを作っているため工事関係者の方が毎日のように出入りし、大変人でにぎわっていました。あらかたゲストハウスのほうも完成しさらにマイスも終了したため、これから少しは落ち着けるのかなと思います。

【学内業界セミナー/合同説明会】食品卸売・小売業界

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食品卸売・小売業界の業界セミナー/合同説明会がいよいよ来週(月)となりました! あの、学生に人気な道内大手スーパーや大手食品卸売企業等、過去に本学学生の採用実績のある企業が集合します。 本学の学生を採用したい企業が集まりますので是非、参加ください。皆さんが将来の姿を検討する機会として、本セミナー/説明会を是非、有効に活用ください。

【第一部】
■対象:3年生、1・2年生(食と健康学類、循環農学類、環境共生学類、大学院生)
・日時:10月15日(月)14:30~16:25
・場所:学生サービスセンター1F 会議室A・B
・参加企業:(8社)
・イオン北海道(株)
・(株)東光ストア(株)
・生活協同組合コープさっぽろ
・DCMホーマック
・(株)ジョフルエーケー
・大槻食材(株)
・国分北海道(株)
・日本アクセス北海道(株)
 
【第二部】
■対象:4年生(食と健康学類、循環農学類、環境共生学類、大学院生)
・日時:10月15日(月)16:40~17:25
・場所:学生サービスセンター1F 会議室A・B
・参加企業:(3社)
・(株)東光ストア(株)
・生活協同組合コープさっぽろ
・(株)ジョフルエーケー

以上

【学内業界セミナー/合同説明会】酪農・畜産・農業業界

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酪農・畜産・農業系企業の業界セミナー/合同説明会がいよいよ来週(水)となりました!
本学で学んだ知識・経験が活かしやすく本学学生に人気のある企業や、過去に多くの本学学生を採用している企業が集合します。
皆さんが将来の姿を検討する機会として、本セミナー/説明会を是非、有効に活用ください。

【第一部】
■対象:3年生(循環農学類、食と健康学類、環境共生学類、大学院生)
・日時:10月17日(水)15:30~16:45
・場所:学生サービスセンター1F 会議室A・B
・参加企業:(9社)
・(株)ノベルズ
・ホクレンくみあい飼料(株)
・(株)野澤組
・(株)北海道クボタ
・日本ニューホランド(株)
・ヰセキ北海道(株)
・(株)サングリン太陽園
・(株)コハタ
・館が森アーク牧場

【第二部】
■対象:4年生(循環農学類、食と健康学類、環境共生学類、大学院生)
・日時:10月17日(水)17:00~17:45
・場所:学生サービスセンター1F 会議室A・B
・参加企業:(6社)
・(株)ノベルズ
・(株)北海道クボタ
・日本ニューホランド(株)
・ヰセキ北海道(株)
・(株)サングリン太陽園
・(株)コハタ

以上

本学肉牛農場の牛が農場開設以来の最高額で落札

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NEWS NO.60(2018年度)

本学肉牛農場の牛が農場開設以来の最高額で落札

10月5日(金)に開催されたホクレン南北海道家畜市場において、本学フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場(元野幌農場)より出品した「ゆり29」が1,197,720円(税込)の高価格で落札されました。同ステーションで落札価格が1,100,000円を超えたのは初めてで、農場開設以来の最高額となりました。

 

「ゆり29」は肉牛農場を代表する基幹牛である「ゆう21(安福久-平茂勝-金幸)」を母に、百合茂を父として生まれ、出品した日の体重は314kg(319日齢)でした。

 

母の「ゆう21」は平成24年度(2012年)北海道肉用牛共進会において経産牛48ヶ月未満1等賞1席を獲得するなど体型的に優れており、「ゆう21」の産子はこれまでに合計23頭が生産され、本牛の育種価評価値は現時点で「BACAAA」です。「ゆり29」の血統的背景と体型、増体および資質に加え、日頃の学生および職員・教員の地道な飼養管理と関係者の皆様のご協力・ご指導により、今回の高い評価を得ることができました。また、同日「ゆう21」の全姉妹で肉牛農場を代表するもう1頭の基幹牛である「のぶこ21」の孫娘2頭を出品し好価格で落札されました(821,880円(税込)「豊奨菊-北平安-安福久」、811,080円(税込)「豊奨菊-百合茂-安福久」)。今後もより一層の評価を得られるよう努力していきたいと思います。

臼井優准教授の日本獣医学会奨励賞受賞祝賀会を開催

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NEWS NO.61(2018年度)

臼井優准教授の日本獣医学会奨励賞受賞祝賀会を開催

日本獣医学会は、獣医学の進歩に寄与する優れた研究を行い、なお将来の発展を期待し得る若手研究者に獣医学奨励賞を授与しています。今年度は本学獣医学群食品衛生学ユニットの臼井優准教授の業績が認められ受賞者となり、先般、つくばでは開催された第161回日本獣医学会学術集会で授賞式と記念講演が行われました。業績は「動物由来耐性菌拡散経路の解明とその対策」に関する研究であり、畜舎の糞便に含まれる家畜由来耐性菌がイエバエによって環境を拡散することを明らかにし、その対策について検討を行った研究が高く評価されたものです。奨励賞受賞者は今年を入れて合計92名であり、酪農学園大学関係者では2006年に授与した樋口豪紀教授から12年間の空白を経ての受賞となりました。

そこで、10月1日にホテルエミシアにおいて、谷山弘行理事長をはじめ共同研究者である北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター長の鈴木定彦教授や中島千絵准教授、札幌医科大学医学部のゼミ出身者である佐藤豊孝助教に学内の教職員を加えて盛大に祝賀会が催されました。祝賀会では、今回の受賞を祝うとともに、今後の更なる発展を期待する多くの声が聞かれました。なお、本人からの挨拶では、これまで研究を支援した大学に感謝するとともに、多くの共同研究者やゼミ関係者、それに研究を支えた家族に感謝の言葉を述べて閉会となりました。臼井准教授の今後のさらなる発展に期待したいと思います。

 

 

 

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