NEWS NO.172(2015年度)
グランドホテル小泉総料理長が、肉畜生産を学ぶ学生に調理を指導
札幌グランドホテルの小泉哲也総料理長による調理実習が、1月19日(火)に本学で行われ、循環農学類・畜産学コースの3年生37名が受講しました。
2012年に本学と同ホテルが包括連携協定を結んだ翌年から、小泉総料理長は肉用家畜の生産について学ぶ学生を対象として「肉用家畜生産学実習Ⅱ 肉と調理と官能評価」の授業を行っています。肉牛生産について、飼料設計や防疫、健康管理、繁殖管理などの飼養管理技術を実習で学んだ学生たちが、最後に実際に牛肉を調理し、食肉利用までの一連の技術を体系的に理解することを目的としています。
メニューは、「牛肉ときのこのハッシュ・ド・ブッフ」「かんたん玉葱とベーコンのスープ」「人参バターライス」「玉葱のピクルス」の4品です。小泉総料理長が調理ポイントを説明した後、学生たちが実際に調理をし、全員で試食をして味や食感などの官能評価を行いました。
小泉総料理長は「今回使用した牛肉は、アメリカ産牛のリブの部分で、実習では短時間で煮込めるように、すき焼き用の薄切り肉を用意しました。ほかの3品は、ハッシュ・ド・ブッフのおいしさを引き立てる付け合せで、簡単に作れるものを選びました。みなさん楽しそうに、とてもうまく調理できたと思います」と話しました。
受講した奥井達也さんは、「酪農学コースでも調理実習を実施していると聞き、どういうことをするのか、とても興味がありました。普段は自炊で、ごはんを炊いてふりかけをかけるくらいしかやらないのですが、今日作った料理はとてもおいしかったです!これからは、もう少し調理にチャレンジできると思います」と話しました。