酪農学園大学と札幌市は、地域の課題解決と生物多様性の保全に向けた「連携と協働に関する協定」を締結しました。調印式は7月9日(木)に札幌市役所本庁舎市長会議室において行われ、干場信司学長と秋元克広市長が協定書に署名し、握手を交わしました。
この協定では、酪農学園大学と札幌市が相互の連携と協働をさらに強化しながら、ぞれぞれが有する資源・機能を効果的に活用することにより、地域課題の解決を図り、生物多様性の保全及び持続可能な利用の推進に寄与するため、次の事項について連携・協働して取り組むこととしています。
1 調査研究に関すること
2 情報の共有に関すること
3 環境教育の充実に関すること
4 普及啓発の推進に関すること
5 人材育成の推進に関すること
6 市民との協働の推進に関すること
7 まちづくりの推進に関すること
8 その他相互に連携・協働することが必要と認められる事項に関すること
干場学長は、「札幌市とは最近では、札幌市版レッドリスト作成委員会への参加やヒグマ対策、エゾシカ対策などで、農食環境学群環境共生学類が中心となって交流を続けてきましたが、今回の協定締結をきっかけに、これまでの活動を継承しながら、さらに発展させていきたいと考えています」と述べました。
秋元市長は、「この度の協定締結を契機として、酪農学園大学の専門的な知見と学生の行動力を、札幌市の生物多様性の保全に、最大限活用させていただきたい。また、酪農学園大学にも、札幌市の様々な事業や施設を、研究、教育の実践の場としてご活用いただきたいと考えています。」と述べました。
調印式終了後には干場学長をはじめ吉田剛司教授、金子正美教授、佐藤喜和教授、札幌市をフィールドとして研究を行っている環境共生学類野生動物保護管理学研究室の上井達矢さん(修士2年)、更科美帆さん(博士3年)、野生動物生態学研究室の石橋悠樹さん(修士2年)、豊島尚章さん(修士1年)が秋元市長、札幌市のマスコットキャラクターであるマルヤマン、カッコー先生らとともに記念撮影に加わりました。
酪農学園大学エクステンションセンターより(2015.07.09)