NEWS NO.58(2021年度)
獣医学類6年の佐藤凛さんと江浪誠俊さんが
「第 86 回 日本細菌学会北海道支部学術総会」でそれぞれ受賞
2021年8月28日(土)にオンライン開催された「第 86 回 日本細菌学会北海道支部学術総会」において、獣医学類6年の佐藤凜さん(獣医細菌学ユニット)が最優秀賞を、江浪誠俊さん(食品衛生学ユニット)が優秀賞をそれぞれ受賞しました。
最優秀賞
獣医学類 獣医細菌学ユニット6年 佐藤 凜さん(北海道札幌西高校出身)
<受賞演題>
「Salmonella 属菌における百日咳毒素様毒素(ArtAB)遺伝子の細胞内発現」
佐藤凛、三浦祥、村田亮、玉村雪乃、渡久川兼誉、別府美保、野崎千遥、楠本正博、内田郁夫
<研究概要>
Salmonellaは家畜のサルモネラ症や人の食中毒の原因と
<受賞コメント>
今回このような過分な評価をしていただき、大変光栄に思います。
来年度からは道立衛生研究所に勤務する予定ですが、
本研究を進めるにあたり親身にご指導くださった内田先生、村田先生、
優秀賞
獣医学類 食品衛生学ユニット6年 江浪 誠俊さん(大阪教育大学附属高校平野校舎出身)
<受賞演題>
「焼成ホタテ貝殻粉末と石灰窒素による堆肥中の薬剤耐性菌制御の可能性」
江浪誠俊、福田昭、中島千絵、鈴木定彦、臼井優
<研究概要>
家畜糞尿由来堆肥に含まれる「耐性菌/耐性遺伝子」の除去には、堆肥化温度の上昇が有効ですが、未だこれらを完全に除去することは困難です。そこで今回、「焼成ホタテ貝殻粉末」や「石灰窒素」を利用した堆肥化が、堆肥中の耐性菌/耐性遺伝子量を減少させることを明らかにしました。これらの成果により、家畜由来の耐性菌等がヒトへ伝播するリスクを減少させることが期待されます。
<受賞コメント>
オンライン開催の学会で、その上発表順番が最後の方であった私の研究に興味をもっていただけたこと、評価していただいたことが大変光栄です。ご指導くださった研究室の先生方へはもちろんのことですが、研究が難航しているときに激励を賜りました他大学の先輩、発表練習の協力や応援してくれた方、そして、生活面から研究まで助言をし、ここまで育ててくれた両親や親戚にも心から感謝申し上げます。
【参考】
教員・研究室一覧
◆内田 郁夫 教授(獣医細菌学ユニット) https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9415.html |
◆臼井 優 准教授(食品衛生学ユニット) https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9437.html |
◆村田 亮 講師(獣医細菌学ユニット) https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9451.html |
◆福田 昭 講師(食品衛生学ユニット) https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9460.html |
関連リンク
◇日本細菌学会北海道支部ホームページ
http://www.jsb-hokkaido.org/
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