NEWS NO.59(2014年度)
本学学生と札幌グランドホテルのスタッフが共同でトマトを収穫
7月30日(水)13時から、本学の作物生産ステーションのビニールハウスにおいて、環境共生学類1年生「栽培学実習Ⅰ」の実習として、学生約30名と札幌グランドホテルのスタッフ4名が、トマトの収穫作業を行いました。本学と札幌グランドホテルは連携協定を締結しており、この協定に基づく取り組みとして実施しました。
実習担当の園田高広教授(循環農学類 農場生態学研究室)から作業のポイントや注意点などを説明した後、6月に定植した12品種のトマトを収穫しました。
このトマトは、札幌グランドホテルにおいて8月の間、調理素材としてレストランのメニューに使われるほか、8月22日~23日には、ホテル内で学生が販売実習をする予定です。
園田教授は「一口にトマトといっても、実際に食べてみると、甘み、酸味、香り、食感が品種によってこれほど違うのだということがわかると思います。札幌グランドホテルさんと提携することにより、消費者にどう喜んでいただけるかまでを、しっかりと学んでもらいたいですね」と話しました。
トマトを試食した札幌グランドホテルの明石勝調理長は、「味や食感、みずみずしさなどの違いが本当に大きいので、それを楽しんでいただくには、生のまま盛り合わせにしてお出しするのが一番良いのではないかと思います。熱を加えると、どうしても食感や味が似てしまうので、もったいないですね。もしソースにするなら、生のトマトを一つ添えて、これで作りましたと見せて食べ比べてもらうのも、おもしろいかもしれません」と話しました。