NEWS NO.96(2018年度)
本学教員と学生が北海道湧別町立芭露学園でサイエンス講座
「ウシのからだのふしぎなしくみ」を開催
1月9日に湧別町立芭露学園でサイエンス講座「ウシのからだのふしぎなしくみ」が開催され、本学獣医学類衛生学ユニットの樋口豪紀教授、権平智助教と学生2名が講師を務めました。
当該講座は、本学と遠軽町・湧別町・佐呂間町・オホーツク農業共済組合・えんゆう農業協同組合・湧別町農業協同組合・佐呂間町農業協同組合との地域総合連携協定に基づき実現しました。
講座では牛の骨格に触れたり、聴診器を使って牛の心音を聞き比べたり、さまざまな獣医師の仕事を楽しみながら体験しました。
芭露学園は2018年度に開校されたオホーツク管内で2校目となる義務教育学校であり、芭露小学校と湖陵中学校の統合により設立されました。樋口教授は、湧別町出身で芭露小学校、湖陵中学校の卒業生であり、後輩にあたる子どもたちに優しく指導を行いました。
芭露学園のセミナーには1年生から9年生まで多くの児童・生徒の皆さんが参加してくれて本当に嬉しかったです。芭露は国内でも屈指の酪農地帯であり、高品質乳生産について先進的な取り組みがなされています。本学の獣医学生が臨床実習としてお世話になっている地域で、今回の企画ができたことを非常に嬉しく思っております。私の故郷、湧別町芭露がこれからもさらに発展することをお祈りしております。ご協力いただいた協議会各位に心より御礼申し上げますと共に、実施にあたりご尽力いただきました、芭露学園、湧別町ならびにJA湧別の関係各位に謝意を表します。
また、本企画の実施にあたり、酪農学園大学獣医学類の植田先生ならびに循環農学類の高橋俊彦先生より教育用資材の貸与をいただきました。ありがとうございました。
芭露は酪農地帯であり、芭露学園の生徒の皆さんにとって身近な牛について、元気いっぱいで楽しみながら勉強してくれたと思います。また、9年生が1,2年生をサポートしてくれてとてもスムーズに講座を実施することができました。この講座をきっかけとして、少しでも獣医師や獣医学に興味を持ってくれたらと思います。開催にあたりましてお力添えを賜りました芭露学園、湧別町、JA湧別の関係各位に御礼申し上げます。