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海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・オランダ)4月

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農食環境学群 循環農学類3年 岩﨑 真衣沙

私はオランダの北ブラバンド州のHEDIKHUIZENというところで酪農の仕事をしています。私ところは家族経営で搾乳牛70頭、育成牛40頭になっており、搾乳ロボットを24時間稼働しています。

私の現在の主な仕事は哺乳、固形飼料・乾燥類の給餌、牛床の掃除、通路の掃除、飼料の準備です。今月は合計で6頭ほど子牛が生まれたので哺乳や子牛の房移動等が多く、忙しかったです。24時間ロボットを稼働させているので自分たちでは搾乳はしません。そのため朝4時5時に起きて仕事をするといったことがないのでとてもゆったりとしています。

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基本的に分娩は牛にまかせます。最初の1週間ほどは親牛につけていますがその後はカウハッチに移動させます。生まれたばかりの子牛には母牛の初乳を与えています。初乳は一般的な牛乳と成分が異なるため同じタンクに入れることができず、またこの初乳は生まれたばかりの牛にあげます。この初乳は搾乳する際にパソコンにあらかじめデータを入れるのでどのタイミングできても別の容器にとられます。その他の牛にはタンクに移動する前に欲しい量だけ取ります。

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タンクに入れることのできないものを
4つあるボックスに取り分けられます


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哺乳は1日3回で慣れてくるとみんな出てきます


このときオス牛も一緒に哺乳しますが、2週間ほどしたら業者の方が引き取りに来ます。子牛をいれて移動させるボックスが普通の車に付属させるもので、内部は部屋が上下で2つに分かれていました。

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中にはこんなにも子牛が!

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キャンピングカーのような見た目



削蹄を見る機会がありました。削蹄をする際に使う牛の固定器がフリーストールのなかに設置されているので、牛の大きな移動は特にありませんでした。蹄をあらかた削り、新しくかたどられた木を装着していました。これは初めて見たのでとても興味深かったです。木と蹄をつける際に灰色のペースト状ののりをつけたのですが、固まるまで少し時間がかかるらしく、少しの間、足をこのままあげておかなければならないそうです。

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4月を振り返って

こちらの農場に配属されておおよそ1ヵ月立ちますがとても月日が経つのが早いと感じています。まだすべての作業をしているわけではないので、もっと学ぶことがあるなと感じています。1年間の配属ときくと月日が多く感じますが、オランダで4月を過ごすことがもうできないと思うとうかうかしていられないなと感じます。日々を大切にして生活していきたいなと思います。

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とても人懐っこくミルクを作っているとすごく鳴きます

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ボスとキンデルダイクへ、とても素敵でした




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