NEWS NO.46 (2017年度)
第12回高校生による牛乳類を使ったお菓子レシピコンテスト
最終審査・表彰式を開催
酪農学園大学では、牧草から牛乳・乳製品を産み出すという酪農の意義、大地の恵み、乳牛や人間の営みに対する理解を深めてもらうとともに、牛乳の消費拡大を図るため、全国の高校生から牛乳や乳製品を使ったお菓子レシピを募集し、コンテストを実施しています。
7月22日(土)には、応募総数184点から選ばれた上位3点について、最終審査および表彰式が行われました。
北海道中標津農業高等学校3年の相原愛香さん、北海道滝上高等学校2年の千葉翔太さん、北海道真狩高等学校3年の沖口菜月さんの3名が、考案したお菓子を本学の調理室にて作製し、(株)セコマ、光塩学園調理製菓専門学校、札幌グランドホテル、本学の審査員が最終審査を行いました。
その結果、沖口菜月さんの「もっちりジャガチーシュー」が最優秀賞(酪農学園大学学長賞)、相原愛香さんの「大地のプリン」が優秀賞(セコマ賞)、千葉翔太さんの「トマベリチーズケーキ」が優秀賞(光塩学園調理製菓専門学校校長賞)に決定しました。
午後から表彰式を行い、本学の竹花一成学長、㈱セコマの黒澤真之課長、光塩学園調理製菓専門学校の南部ユンクィアンしず子校長から、それぞれ賞状と副賞が授与されました。
「レシピを完成させるためにいろいろと考え、何度も試作を繰り返しました。このお菓子をたくさんの方に食べていただきたいです。今回の経験を生かし、これからもさまざまなお菓子を考案したいと思います」。
「学校と違う蒸し器を使うのに不安がありましたが、しっかりと蒸し上げることができました。このお菓子は、地元の食材を使うことをコンセプトに作りました。これからもそういうお菓子を作っていきたいです」。
「下に敷いたクッキーはあまり甘くしないなど、味のバランスを工夫しました。今日は慣れない場所に戸惑ってあまりうまくできませんでしたが、完成させて賞をいただけたことがうれしいです。これからも地元の素材を使ったお菓子作りを続け、それが町のPRになればと思います」。
<審査委員からの講評>
「3点とも、地元で採れる野菜を生かしたいという思いが伝わるレシピでした。慣れない器具などを使うことで戸惑いもあったかと思いますが、みなさんそれぞれが工夫して完成させてくださいました」。
「牛乳のおいしさと大地の恵みをうまく組み合わせていることが、とても参考になりました。この3作品は、セイコーマートでおいしく商品化します。牛乳類は栄養素が豊富で、セイコーマートの健康に留意したコンセプトに良く合いますので、商品化するのを楽しみにしています」。
「どの作品もそれぞれ、あっと驚くような工夫がされていました。千葉さんの作品はトマトをとても上手に使っており、沖口さんの作品は日本人が大好きなもっちり感を出し、相原さんの作品はまさしく北海道という食材を生かしていました」。
「レシピから、みなさんの地元愛がても強く感じられました。特に感心したのは学長賞を受賞した沖口さんの作品で、もっちりした食感を出し、甘味と塩分のバランスが取れていました。また、3作品とも、高校生ならではのとても洗練されたネーミングに感心しました」。