酪農学園大学主催、大動物臨床研究会、株式会社微生物化学研究所、共立製薬株式会社、ゾエティス・
ジャパン株式会社、バイエル薬品株式会社共催の「大動物継続教育合同セミナーが5月26、27の両
日、同大学学生ホールで開催され内外合わせ139名(2日間の延べ人数204名)と多くの参加があ
りました。酪農学園大学では毎年、産業動物臨床獣医師に対する卒後臨床教育事業の一環として大動物
臨床教育セミナーを開いており、今年も大動物臨床研究会特別セミナーとの合同開催としました。
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初日の26日に行われた第12回大動物臨床研究会特別セミナーは「我国における牛の感染症に対する
ワクチン戦略の最前線」をテーマに講演と総合討論が行われました。大動物臨床研究会髙橋俊彦会長の
挨拶の後、講演Iとして株式会社微生物化学研究所営業部営業支援室学術課久保田修一課長が「若齢牛
を中心としたワクチンと効果」について、講演IIとして共立製薬株式会社開発本部開発統括部ワクチン
2グループ江口佳子獣医師が「乳房炎ワクチンの効果」、講演IIIとしてゾエティス・ジャパン株式会
社テクニカルサービス部担当マネージャー米山修獣医師が「新時代のワクチン鼻腔粘膜ワクチンTSV
-2)によるBRDC対策について」と題して発表しました。
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2日目の27日は、第21回大動物臨床教育セミナーとして「ウシの一生における管理 PartVIII~乳
房炎を考える」をテーマに開催し、竹花一成学長代理として挨拶に立った金子正美エクステンションセ
ンター所長は、「本セミナーは、本学獣医学群が中心となり、産業動物獣医師への卒後教育の一環とし
て、1997年5月に大動物臨床教育セミナーとして始まり、今年で21回目の開催となります。今年
度は乳房炎をテーマにセミナーを行います。乳房炎対策は、酪農場にとっては大変重要な課題であり、
今一度、皆様方の知識を確認していただく場となればと考えております」と話しました。その後、講演
Iとして広島大学大学院生物圏科学研究科磯部直樹准教授が「乳房炎と自然免疫機構」、講演IIとして
農研機構動物衛生研究部門病態研究領域寒地酪農衛生ユニット林智人ユニット長が「粘膜免疫機構に立
脚した乳房炎粘膜ワクチン開発」と題して講演しました。
2日間にわたり開催された2017年度大動物継続教育合同セミナーは無事終了しました。
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