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JICA草の根事業パートナー型「ムバララ県安全な牛乳生産支援プロジェクト」活動報告 三山豪士さん

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NEWS NO.2(2017年度)

JICA草の根事業パートナー型「ムバララ県安全な牛乳生産支援プロジェクト」

活動報告 三山豪士さん

本学は、日本国際協力機構(JICA)と草の根事業パートナー型「ムバララ県安全な牛乳生産支援プロジェクト」実施の契約を結んでいます。ウガンダ(アフリカ)の酪農先進地帯であるムバララ県において、牛乳の質と量を向上させることを目的として、プロジェクト協力酪農家30戸を対象に、主にムバララ県獣医事務所と本学専門家が協力して巡回検診・技術指導を行っています。

1月31日(火)から3月14日(火)まで、JICAのインターシッププログラムとして現地で活動を行った、本学大学院獣医学研究科博士課程1年の三山豪士さん(獣医疫学ユニット・蒔田浩平准教授)からのレポートをご紹介します。

 

JICAインターンシップ博士型に参加して

活動中の三山豪士さん

1.活動内容

今回、インターンとしてプロジェクトに参加し、現地の検査室において乳汁細菌分離培養検査の体制を整備しました。また、プロジェクト協力農家を巡回し、酪農場の飼養衛生管理の現状を把握するため繁殖、飼料給与、搾乳衛生、ダニ媒介性疾患の管理について調査を実施しました。

 

2.感想

私自身の海外での活動経験は少なく、今回のインターンシップは非常に貴重な体験となりました。ライフラインが安定せず、停電と断水が起きる中での活動であり、日本では当たり前のことが思うようにできない部分もありましたが、その都度代替案を考え、少しずつ前進しながら活動を進めていくことが楽しくもありました。インターンシップ期間中に分からない事が発生した際には、プロジェクトを担当されている酪農学園大学の先生方に頻繁に連絡を入れ、相談に乗っていただきました。これらの助言がなければ、活動を無事に終えることはできませんでした。改めてご協力をいただいた先生方に感謝申し上げます。

 

3.今後の展望

今回のインターンシップで得た経験、人脈を大切にし、これからも国際協力に貢献できるよう、日々の研究活動にいそしんでいきたいと思います。

 

現地で作成した血液寒天培地

乳房炎乳の細菌検査の様子(岡村郁夫特任研究員)

プロジェクト協力農家

プロジェクト協力農家 牛の親子

プロジェクト協力農家

協力農家が自作しているグラスサイレージ

ムバララ県の集乳所

ウガンダの首都カンパラの町並み

 


「ムバララ県安全な牛乳生産支援プロジェクト」について(JICAホームページ)
https://www.jica.go.jp/partner/kusanone/partner/uga_01.html
JICAトップページ
http://www.jica.go.jp/index.html


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