NEWS NO.154(2016年度)
第9回乳牛改良・審査のサクセッサープログラムを開催
11月21日(月)~26日(土)の6日間にわたり、本学を会場に「第9回乳牛改良・審査のサクセッサープログラム」が開催されました。
本学は、北海道ホルスタイン農業協同組合、ジェネティクス北海道、北海道酪農検定検査協会と「包括的連携と協力に関する協定書」を締結しており、協定に基づく事業の一環として「乳牛改良・審査のサクセッサープログラム」を共同開催しました。
このプログラムは、乳牛改良事業の的確な推進と若手酪農後継者育成の一環として、乳牛改良の基礎知識の向上と乳牛審査技術習得等のスクーリングを目的としており、各分野のスペシャリストが講義を担当されました。
初日は、北海道ホルスタイン農業協同組合藤澤義美参事と酪農学園大学竹花一成学長による開会挨拶が行われ、その後、北海道ホルスタイン農業協同組合登録部小平諭主幹による「登録の重要性について」、同農業協同組合改良部馬場俊見氏による「ゲノミック評価の現況と活用方法」について講義が行われました。
2日目は、本学農食環境学群髙橋茂教授及び本学フィールド教育研究センター長濱愛主任技師による「共進会の出品準備と心構え」、本学獣医学群小岩政照教授による「乳牛の主な疾病と予防対策」について講義が行われました。
3日目は、ジェネティクス北海道改良部伊藤克美課長による「交配種雄牛選定のポイント」について講義が行われ、その後、本学内の酪農生産ステーションに会場を移し、北海道ホルスタイン農業協同組合審査部千葉義博部長による「ホルスタイン種雄牛審査標準と線形審査法」についての講義と実際に牛を前にした体型審査の技術研修が行われました。
4日目以降は、本学農食環境学群髙橋茂教授による「共進会ジャッジマンとしての留意点・牛の見方・講評技術と留意点」及び「共進会ジャッジ講評実技研修並びにショーマンシップと出品技術、共進会ジャッジに関するディスカッション」について講義と実習が行われ、牛の見方や審査の手順、審査講評の手法等を学びプログラムは終了しました。
プログラムの最後には修了式が行われ、修了生に対して北海道ホルスタイン農業協同組合山口哲朗代表理事組合長より修了証が手渡されました。