NEWS NO.120(2016年度)
RGU生物図鑑~トチノキ(栃の木・橡)~
学 名:Aesculus turbinata
ムクロジ科(Sapindaceae) トチノキ属(Aesculus)
仏名:マロニエ(marronnier) 英名:ウマグリ(Hoese chestnut)
【トチノキあれこれ】
- 学園本館前庭や学生センター東側などに植樹され生育しています。
- 落葉広葉樹で水気を好み、湿気のある肥沃な土壌で育ちます。
- 大木に生長し葉も大変大きく対生し、長い葉柄に倒卵形の小葉を5~7枚掌状につけます。
- 初秋から熱い果皮に包まれたクリに似た茶色の球状の「栃の実」と呼ばれる食用の種子をつけます。
- 漢字の栃は和字で「十千【トウ+セン=トチ(万)】から栃」になりました。
- 種子はデンプンやタンパク質、脂質を多く含む栄養豊富なので、縄文時代より人々は渋抜きをして常食用として利用していました。
- しもやけ、ミズムシ、タムシなどに薬効があります。
- 花はミツバチ、マルハナバチなどが好んで吸密に訪れます。
- マロニエ(marronnier)はセイヨウトチノキ(学名:Aesculus hippocastanum)と呼ばれ、マロニエとアカバナトチノキ(学名:Aesculus pavia)を交配したベニバナトチノキ(学名:Aesculus が同窓会館裏庭芝生に地域環境学科卒業生が記念植樹いています。