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Channel: 全件 | 酪農学園大学 | 農食環境学群・獣医学群
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「おたる水族館体験講座」を開催

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NEWS NO.27(2014年度)

「おたる水族館体験講座」を開催

 

 2014年6月8日(日)午前10時から、おたる水族館において酪農学園大学市民公開講座「おたる水族館体験講座」を開催し、10名の参加があり、無事終了することができました。

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 午前中は、本学獣医保健看護学類郡山尚紀准教授(動物行動学ユニット)より、「イルカ・トド・オタリア・セイウチと会話しよう!」というテーマで講義が行われ、海の動物の生態を写真や動画を使い、海の動物からのメッセージを伝えました。そして講義の最後に、「海のことを知るためには、海に行ってみましょう。その入口の一つが水族館です」とまとめられ、講義は終了しました。

 午後からは、屋外の海獣公園を中心に、おたる水族館海獣飼育課長角川獣医師(本学獣医学部卒業生)をはじめとする海獣飼育課職員の方々から、動物たちの生活の様子の説明を受けました。特に、水族館が独自に開発した赤ちゃん用粉ミルクやアザラシの母乳を採取する道具の見学、トドのジャンプ台ヘの登頂、ショウに向けて訓練する様子の見学など、普段体験することがない経験をすることができ、参加者の皆さんは満足した様子で水族館を楽しみ、帰路につかれました。

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酪農学園大学エクステンションセンターより(2014.06.19)


白樺祭in公開講座開催のお知らせ

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白樺祭in公開講座のお知らせ

 白樺祭にて、公開授業を開きます。
・日時:6月29日(日)12:30~13:30 
・場所:A2号館104教室 (参加無料・申込不要)
・講師:鈴木 忠敏教授(教育センター キャリア教育)
・内容:バター作り。バターがどうやってできるのか?楽しく学びましょう!
公開授業PDF

獣医学群衛生・環境学分野がOIEコラボレーテイングセンターに指定

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NEWS NO.28(2014年度)
獣医学群衛生・環境学分野が国際獣疫事務局(OIE)コラボレーテイングセンターに指定

 2014年5月30日(金)に開催された国際獣疫事務局(OIE)国際委員会において、本学獣医学群獣医学類衛生・環境学分野(分野長:及川 伸教授)が、東京大学食の安全研究センターならびにシンガポール獣医公衆衛生センターとともに、OIE食品安全ジョイント・コラボレーティングセンターに指定されました。

 OIEは1924年に28カ国の署名を得てフランスのパリで発足した世界の動物衛生の向上を目的とした政府間機関で、2013年5月現在178の国と地域が加盟しています。OIEの目的は以下の6つです。

1.世界で発生している動物疾病に関する情報を提供すること。
2.獣医学的科学情報を収集、分析及び普及すること。
3.動物疾病の制圧及び根絶に向けて技術的支援及び助言を行うこと。
4.動物及び動物由来製品の国際貿易に関する衛生基準を策定すること。
5.各国獣医組織の法制度及び人的資源を向上させること。
6.動物由来の食品の安全性を確保し、科学に基づきアニマルウェルフェアを向上させること。

 OIEコラボレーティングセンターは、これらの目的を遂行するために技術的支援を行う機関であり、わが国では5機関目(大学では東京大学食の安全研究センター、帯広畜産大学原虫病研究センターに次いで3機関目)の指定となります。

 来る6月24日には、ベトナムで開催されるOIE加盟国拠点による畜産物の安全供給に関するアジア地域セミナーにおいて、本学獣医疫学蒔田准教授が本センターを代表して「畜産物の安全供給のためのリスク評価」と題したワークショップを開催します。今後、特にアジア地域のおける食品安全の向上に技術・研究面で貢献することが国際社会から期待されています。

OIE
                     コーディネーター:獣医疫学准教授 蒔田浩平

【北海道新聞】笹森特任准教授がクジラ・イルカウォッチング協議会初代会長に

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本学の笹森琴絵特任准教授がクジラ・イルカウォッチング協議会初代会長に

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FD研修会「ハラスメントへの大学対応のあり方」開催

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NEWS NO.29(2014年度)
FD研修会「ハラスメントへの大学対応のあり方」を開催

 

 2014年度酪農学園大学FD研修会が6月11日(水)、東京ゆまにて法律事務所の井口博弁護士を講師にお招きして開催され、教職員約50名が参加しました。

 研修会は、發地喜久治FD委員長の司会によって進められ、干場信司学長の開会あいさつに続いて、井口博弁護士が「ハラスメントへの大学対応のあり方」をテーマに講演されました。                        

1井口弁護士 2実例に基づいた実演の様子
井口 博弁護士 実例に基づいた実演の様子

 講演では、大学におけるハラスメントの現状や問題点について、実演も交えて詳しく説明があり、最後にハラスメント防止対策のポイントについて具体的に解説いただきました。

 講演後には、質疑応答や意見交換が活発に行われました。

3会場の様子

会場の様子

ようこそ先輩!実践酪農学で河辺哲也氏が講義

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NEWS NO.30(2014年度)

ようこそ先輩!実践酪農学で河辺哲也氏が講義

 

 本学農食環境学群循環農学類の「実践酪農学」では、酪農の分野でさまざまな立場で活躍している外部講師を招き、講義を行っています。6月20日(金)は、1989年に本学酪農学科を卒業し、現在JA鹿追町で営農部長として勤務している河辺哲也氏が「鹿追町の酪農振興」と題して講義を行いました。

 本学の猫本健司准教授(循環農学類・実践農学研究室)は、JA鹿追町について「まさしく農家さんのための農協です。売り上げ至上主義に走って数字だけを上げようとする農協も多い中、JA鹿追町は『農家さんが儲からないことはやらない』という信念を貫いています。例えば、肥料や飼料をたくさん買ってくれれば農協は売り上げが伸びますが、農家さんが儲からないのならば売らないという姿勢で取り組んでいます」と紹介しました。

 

P1040972●河辺哲也氏の講義●

 「JA鹿追町には、私を含めて各部署に酪農学園大学の卒業生が大勢在籍しています。実践酪農学では学生さんに鹿追町に来てもらって研修を受けていただいたり、大学から調査研究に来ていただき、そのデータを農協の5カ年計画作成に役立てたりと、非常に深い関わりを持っています。

 鹿追町は十勝平野の北西の端に位置し、人口は5,598人、2,444世帯の小さな町です。農家戸数は224戸で、畑作と酪農を基幹産業としています。JA鹿追町の基本理念は、『真に農協らしい農協』です。組合員のために何をやるか、どう事業展開をしていくかということを第一に考えています。

 鹿追町の農家戸数は2004年度には262戸でしたが、2013年度には224戸に減りました。年々減り続けており、その大半は後継者がいないことが理由です。しかし、最近は若い人が町に戻ってきており、減少の割合は緩やかになっています。町を支える基盤となる農家の戸数をいかに維持するかは、これからの大きな課題です。

 

 戸数が減っている一方で、酪農の一戸当たり作付面積は逆に増加しています。一戸当たりの平均は約51haで、十勝管内では最も広い面積です。これは経営規模が拡大していることを意味します。しかし、就業人数が増えているわけではありませんので、結果として1人当たりの労働時間が非常に増えています。

 酪農の生産額は、2013年度は130億円を超え、過去最高となりました。右肩上がりに増えていますが、それでは所得が増えているかというと、収入と比べるとそれほどではありません。乳価が上がってはいますが、その分経費も増えているからです。配合飼料の価格は2005年度を100とすると、2013年度には152.4に上昇しており、支出費用の約40%を占めるこの餌代をいかに下げるかが重要です。

 このような現状を踏まえ、JA鹿追町は毎年事業計画を立てています。その中で最も大切にしているのは、現地に出向いてのコンサルティングです。組合員がどんな問題を抱えているのか、農協として何をすべきかということを、一緒に考えます。JA鹿追町では、入組年度は関係なく、新入職員でも組合員の意見を吸い上げながら、自ら事業計画を考えます。

 

 鹿追町における酪農家の労働時間は、1993年には年間の飼養管理時間が7,000時間にも達している状況にありました。さらに、飼料作物の栽培管理作業に1,000時間を要し、非常に過酷な労働環境にありました。繁忙期には余裕がなくなり、個体の管理に手が回らず、事故が増えたり、繁殖率が落ちたり、乳量が減るという事態が見られました。

 このため、JA鹿追町はコントラクター事業に取り組みました。飼料作物の栽培管理事業を受託することで、酪農家の労働を緩和するとともに、良質な粗飼料を安定的に確保し、生産性と収益性を高め、ゆとりある経営を創り出すことが目的です。事業規模は年々増しており、20年間で受託面積はおよそ6倍に増えました。

 

 2003年度から、哺育から初妊までの一環預託事業も行っています。経営規模が大きくなればなるほど哺育に非常に手間がかかるので、それを軽減するために実施しています。預託を受け入れるセンターを作り、そこで6か月間の哺育をしています。その後は乳牛育成牧場に移し、12か月間飼育して受精まで行い、牛は元の農場に帰されて子どもを産みます。

 また、これは農協では珍しいのですが、JA鹿追町は肥料配合工場を持っています。飼料作物の生産性を上げるためには、細かく土壌分析を行い、その数値に基づいてどんな肥料を使ったらいいかを指導しますが、そういう肥料が販売されていないことがあります。それであれば、分析結果に合わせた肥料を作るべきだと考え、肥料工場を改良して細かい配合に対応できるようにしています。

 

 JA鹿追町の特徴は、農協で出た利益を内部留保せず、組合員にできる限り還元していることです。十勝管内では特別配当の総額がトップです。それは、組合員が一体となって農協に力を結集して、利益を生んでいるからこそでもあります」。

 

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学生主催「放牧酪農と学生の夢」シンポジウム開催のお知らせ

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本学学生主催「放牧酪農と学生の夢」シンポジウム開催のお知らせ

 酪農学園大学の学生有志による「放牧ネットワーク」は、昨年発足し、放牧酪農に対する理解を深めるため、勉強会のほか他大学の学生との交流、酪農家の視察などの活動を行っています。


 このたび、活動の一環として、環境保全型であり、飼料自給型である放牧酪農への理解を深めるとともに、放牧酪農をめざす学生の夢を叶える一歩とするため、次のとおり「放牧酪農と学生の夢」と題するシンポジウムを開催します。本学のほか、北海道大学や帯広畜産大学の教員や学生も出席し、意見交換や交流を行いますので、お知らせします。


日程2014年7月12日(土)~13日(日)
場所酪農学園大学(北海道江別市文京台緑町582番地)
参加費500円(資料代。ただし、学生は無料。)

プログラム

●7月12日(土)13:00~17:30(中央館1階学生ホール講堂)
    「放牧酪農と学生の夢 IN 酪農学園大学」
テーマ「北海道における放牧酪農の魅力と可能性」
講師: (株)宇野牧場(天塩町) 代表取締役 宇野 剛司氏
    (有)十勝しんむら牧場(上士幌町) 代表取締役 新村 浩隆氏
    小泉牧場(猿払町) 小泉 浩氏
特別ゲスト:中洞牧場(岩手県) 牧場長 中洞 正氏
●7月13日(日)9:00~12:00(中央館1階学生ホール講堂)
テーマ 「酪農や放牧を学ぶ学生の夢」 
内容: 学生代表者 4名によるプレゼンテーション
     酪農学園大学 2名
     北海道大学  1名
     帯広畜産大学 1名
※当日は、乳製品の販売も行います。

申込み・問い合わせ先
酪農学園大学農食環境学群循環農学類 有機農業・酪農経営学研究室
放牧ネットワーク代表 福神(ふくじん)houboku_rgu2014@yahoo.co.jp   
参加希望の方は、氏名と連絡先を明記の上、上記アドレスに連絡してください。

専任職員の募集について


第1回オープンキャンパスレポート

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6月21日(土)に第1回オープンキャンパスを開催しました!
前日まで雨が振っていましたが、オープンキャンパス当日は雨に当たることなく開催することができました。
受験生および保護者を含め約340名と多くの方に足を運んでいただき、九州や四国からもご参加くださいました。
本当にありがとうございます。
今年のオープンキャンパスは、在学生スタッフも多く、実際に酪農学園生と話をされた方もおり、より大学の雰囲気をより感じていただけたのではないでしょうか。参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

なお、第二回オープンキャンパスは7月26日(土)、27日(日)と2日間開催を実施致します。
動物病院や牛舎の見学、模擬授業体験など、6月とはまた違ったイベントをご用意してお待ちしております。
本学受験を希望されている方、今回参加したけれどまた来たいという方、是非ご来場ください。
参加申込みはこちらから

それでは先日行われた第1回オープンキャンパスを振り返ってみましょう。

オープンキャンパス時は札幌駅と新札幌駅からは無料送迎バスを運行しております。北海道初めて!という方も各駅で大きなのぼり旗を持った学生スタッフに声をかけてくれたので、迷うことなく学内に到着しました!

受付は学生が担当。この写真に写っている学生は全員1年生!つい3ヶ月前まではみなさんと同じ高校生や予備校生でした。数ヶ月しか経っていないのにオープンキャンパスの予定や集合場所、学内案内など、完璧に教えてくれました。みなさんも1年後、この立場になっているかもしれませんね!

受付前には資料配布コーナーを設置。酪農学園らしい冊子がズラリ!昨年参加した人は新たな冊子を発見してましたね!

午前中は大学概要説明&入試制度説明。ここは実際に酪農学園大生が授業を行っている教室です。机にモニター・・・高校じゃあまり見かけないですよね?

午前の部の後は、お楽しみの学食体験!1日酪農大生を満喫中~♪

学食の入っている建物の中では、在学生企画の『ラクトーーク』を実施。在学生だからこそ知る裏話に皆さん興味津々でした。

もちろん教職員が担当する入試相談ブースもありました!入試のこと、キャンパスライフのこと、一人暮らし&寮暮らしのこと、疑問はここで解決です。

午後はキャンパスツアーを実施。総合コース、動物病院コース、馬とふれあうコース、寮見学コース、農場見学コースと盛り沢山!

こちらは農場見学コースの1コマ。乳牛研究会に所属する学生が牛舎や牛の成長、飼料について説明してくれました。牛に関わる学生はみんな後継者や農業高校出身と思っていたら大間違い!!多くの人が大学から学んでいるんです。牛さん、可愛いでしょ?

こちらは元野幌にある肉牛の牛舎。酪農学園大学の牛舎は2箇所にあり、肉牛は約60頭います。ちなみに乳牛は約150頭!

こちらは総合コースの説明をしているところです。ここは黒澤記念講堂といって、「健土健民」を提唱し、農民の育成を目指した酪農学園の創立者・黒澤酉蔵の偉業を記念する講堂なのです。

こちらはB4号館。環境共生学類の学生がこの建物の説明や実験室の説明をしています。ここにはエゾシカの骨格標本をはじめ、シャチや熊などいろいろな野生動物の骨が並んでいます。その他エゾアカガエルの飼育実験であるオタマジャクシや魚を採取するのに使用する漁具など、マニアにはたまらないものが山ほどあるんです(笑)

さて問題です。この骨はいったい何でしょう?  ・・・気になるそこの君!オープンキャンパスで謎を解決してみてはいかがかな?

こちらは屋上。普段は鍵が掛っていて入れませんが、オープンキャンパス時のみ特別に開放しています。在学生だって入れないこの特別な場所。天気がいいと札幌ドームや小樽まで見れるんですよ!

馬とふれあうコースでは馬術部に所属する学生が馬の接し方を教えてくれました!馬を触るの初めて!という方もいましたね!

いかがだったでしょうか。
7月は第2回オープンキャンパスです。
学類企画など6月とはまた違ったイベントをご用意して皆様のご来場をお待ちしております。
参加申込みはこちらから(7/26,27)

株式会社明治 北海道酪農事務所長 渡辺雅一氏が講演

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NEWS NO.31(2014年度)

株式会社明治 北海道酪農事務所長 渡辺雅一氏が講演

 

 循環農学類主催のセミナー「日本とニュージーランドの酪農産業の動向」の第2回目が、6月12日(木)本学中央館1階学生ホールにて開催されました。株式会社明治・北海道酪農事務所長の渡辺雅一氏が、「日本の酪農乳業の現状について」と題して講演を行いました。学生と教職員およそ150名が、熱心に聴講しました。

 株式会社明治は、明治グループの食品事業を担う会社として、菓子、牛乳・乳製品、その他の食品の製造販売等を行っており、北海道酪農事務所は生乳の調達を担当しています。渡辺氏は株式会社明治の概要を紹介し、その後4つのテーマに沿って話しました。

 

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1.日本の酪農乳業の概要

 「全国の酪農家戸数は約1万9千戸で、約50年前(1965年)の40万戸近くと比べると激減しています。しかし、専業化と大型化が進み、1戸当たりの飼養頭数は増え、改良が進んでいるので、1頭当たりの搾乳量は4,000kgから8,000kgレベルまで増えています。

 生乳生産量は1996年の866万トンがピークで、現在は745万トンです。都府県と北海道の割合は2010年に逆転して、北海道が全国の51.7%を占めており、生乳の重要な供給基地です。生乳の用途は、都府県は飲用向けが多いのに対して、北海道は生クリームやチーズ、脱脂粉乳など加工用途向けが多いのが特徴です」。

 

2.生乳の取引について

 「生乳は、指定生乳生産者団体(以下、「指定団体」という。)を通じて取引が行われています。生産者は総合農協・酪農専門農協を通して指定団体に販売委託をし、指定団体が我々乳業者と取引をします。わずかですが、指定団体に加入できないために、乳業者と直接取引する生産者もあります。酪農学園大学や畜産試験場などがそれにあたります。

 生乳は、飲用牛乳、学乳のほか、生クリーム、発酵乳、チーズなどの乳製品に加工され、それらの用途によって乳価が決められています。乳業者は用途ごとに計算した乳代を指定団体に支払い、指定団体は補助金等を加え、経費を差し引いて、生産者に支払います。その乳価は用途別ではなく、プールした一律乳価での支払いとなります」。

 

3.酪農乳業に関わる国の制度

 「『加工原料乳生産者補給金等暫定措置法』に基づいて、指定団体と乳業者の合意により用途ごとの乳価が決められています。国が介入するのは、生乳の価格形成を合理化し、牛乳・乳製品の価格を安定させるのが目的です。

 2000年度までは、政府が基準取引価格(=乳業者支払可能乳代)と保証価格(=生乳再生産コスト)を決め、保証価格から基準取引価格を差し引いた価格差を生産者に補給金として支払われていました。2001年度からは法が改正され、基準取引価格が廃止され、生産者補給金の額のみを一定の算定ルールに従って政府が決める方式に変わりました。これは、国際化が進む中で、市場原理を導入することを目的とした改正です。最近では、指定団体の有り様についての議論もあります」。

 

4.株式会社明治の対応

 「当社は、都府県の市乳工場については31(1998年時点)から17へと大幅に統廃合を進めてきました。北海道においてはチーズ工場を新設しました。少子高齢化の流れに合わせて、栄養食や流動食を生産する工場を新設しています。

 国際化対応のため、国の政策もありホクレンと協議しながら海外の乳製品に競合しづらい生クリームなど液状乳製品の活用を拡大し、またホクレンの取引全体でも液状乳製品の用途は増加しました。

 一方で、高付加価値牛乳として、2006年から『明治オーガニック牛乳』を販売しています。農家が土作りから取り組んで、商品開発から有機JASの認証を受けて販売まで足かけ7年かかりました。また、「北海道牛乳彩る季節(=放牧酪農牛乳)」も2011年6月から販売しています。有機酪農・放牧といった酪農のあり方を、お客様に紹介することを目的として、このような商品をラインナップしています。

 我々は、牛乳そのものの価値を高めていきたいと、生産者と対話をしながら取り組みを進めています。良質な生乳は、健康な牛から搾られます。牛舎や処理室の衛生管理、具体的には消毒槽の設置や施錠の徹底など、細かなところからの改善に取り組み、良質な生乳を生産していることをお客様にアピールし、牛乳のより一層の信頼を得て、商品価値を高めていきたいと考えています」。

 

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「若者を農村に呼び込む交流集会」開催のお知らせ

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循環農学類主催 公開シンポジウム

「若者を農村に呼び込む交流集会~我が町はどのように若者を魅了したか~」

開催のお知らせ

 

農村の高齢化が急速に進むなか、地域が存続するためには都会の若者を農業、酪農地域に呼び込むことが重要となっています。そこで、酪農学園大学農食環境学群循環農学類では、新規参入の受入れに取り組んできた先進事例の紹介、新規参入者の視点から受入れに際しての自治体や農協の役割についての提言、それらを踏まえて全体討論を行うシンポジウムを開催いたします。なお、本企画は循環農学類の学生への講演を兼ねて行なうものです。

1 日 程  7月17日(木)13:00~17:00

2 場 所  酪農学園大学 学生ホール(江別市文京台緑町582番地)

3 主 催  酪農学園大学農食環境学群循環農学類

4 後 援  北海道、(公財)北海道農業公社

5 参加予定 新規就農希望者、市町村新規参入担当、農協営農担当、大学関係者(学生など150名)    

6 参加費  無料

7 内 容

(1)事例紹介「日高町門別賀張地区に入植して」 日高町肉牛農家 伊藤俊介氏

(2)市町村役場・農協担当者によるウェルカムメッセージ

    「我が町はこのように新規参入者を受け入れています」市町村、JAからのアピール(各5分)

(3)事例紹介「むかわ町の新規就農の取り組みについて」 

    むかわ町産業振興課 農政グループ 主任 飛岡雅幸氏

(4)本学の取組紹介「学生は夏にどこに実習に入ってきたか -農村生活を目指す若者たち-」

     循環農学類 准教授 猫本健司     

(5)総合討論 (司会 循環農学類 教授 井上誠司)

※シンポジウム終了後、情報交換会を行ないます。

 コミュニティープラザあおい17:30~19:30(江別市野幌41 011-385-1211)

 

○申し込み、お問い合わせ先

 参加希望者は、FAX又はメールで7月11日(金)まで下記申込書により申し込んでください。

 申し込み先:FAX:011-387-6092 E-mail:rg-gakme@rakuno.ac.jp

 お問い合わせ先:猫本健司(E-mail:nekomoto@rakuno.ac.jp)

 

「栗山キッズクラブ」が来学

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NEWS NO.32(2014年度)

「栗山キッズクラブ」が来学

 

 6月21日(土)、栗山町と本学との間で2007年に締結された地域総合交流協定に基づき、青少年体験学校「栗山キッズクラブ」に所属する小学生32名と中学生1名が本学を訪れ、本学の学生が企画した大学訪問プログラムに参加し、大学生たちとの交流を行いました。

 今回の訪問交流プログラムを企画し、子ども達の対応にあたったのは、本学教職コース2年生の11名。今回の取り組みは、各種の社会貢献活動を通じて自身の学習を深めることを目的としている教職コース専門教育科目の「サービス・ラーニング」の授業の一環として行われました。教職コース生は、3週間ほど前から「自己紹介ゲーム」、「酪農クイズ」、「オリジナルビンゴ」、「学食体験」、「ミニ授業」、「学内スタンプラリー」などの交流プログラムを自分たちの手で企画し、準備してきました。

 交流プログラムは午前10時からスタートし、最初の自己紹介ゲームで子ども達と学生らが打ち解けた雰囲気になった後、酪農クイズやオリジナルビンゴ大会では順位をめぐって大いに盛り上がりを見せました。また午後からは、健身館や緑音館など本学敷地内の6か所に隠されたキーワードを探すスタンプラリーが行われたほか、ミニ授業では子ども達が本学で製造されたカップアイスクリームを食べながら、アイスの種類や製造工程について学びました。

 怪我や大きなトラブルもなく全てのプログラムは15時に終了し、子どもたちはバスで栗山町に戻りました。

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自己紹介ゲームで打ち解けた雰囲気に    盛り上がりを見せた酪農クイズとビンゴ大会

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アイスクリームについてのミニ授業           スタンプラリーで学内散策(健身館前)

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スタンプラリーで学内散策(牛舎前)    帰りの見送りの様子

酪農学園大学エクステンションセンターより(2014.06.27)

7月21日(月)大学情報プラザ名古屋店にて個別進学相談会を実施いたします!

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受験生のみなさんこんにちは!
今年も全国の大学情報プラザにて、本学入試課スタッフが個別相談会を開催致します。
来る7月21日(月)はその第4回目!
お近くの方で本学に興味のある方、是非この機会に相談にきてくださいね!

【大学情報プラザ名古屋店】
場所:名古屋市中村区椿町7-1 OVA21ビル7階
7月21日(月)  15時~17時

      
この機会に是非お立ち寄りください。
大学情報プラザHP

下記、次回以降の場所と日時になります。

【仙  台】  
場所:仙台市宮城野区榴岡1丁目2-10 エンドウビル4階
9月6日(土) 10時~12時

【福  岡】
場所:福岡市中央区天神1丁目1-1 アクロス福岡3階 
9月12日(金)  15時~17時
10月17日(金)  15時~17時

沢山の方のご来場をお待ちしております。

全国国公立有名私立大相談会に参加します!(東京・大阪)

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受験生のみなさん、こんにちは!
「全国国公立有名私大相談会」に下記の通り参加します。

【東 京】 7月13日(日)
場所 : 池袋サンシャインシティ 文化会館2F 展示ホールD          
時間 : 11時~17時

【大 阪】 7月20日(日)
場所 : 大阪国際会議場(グランキューブ大阪) 3Fイベントホール 
時間 : 11時~16時

詳細は相談会HPをご覧ください

沢山の方のご来場をお待ちしております。
 

7月12日(土)獣医学類サタデーセミナーin東京

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7月12日(土)13時~14時
獣医学類が主催するサタデーセミナーを東京で開催します。
セミナー講師は、本学教員
食品衛生学ユニットの田村豊教授(獣医学群長)。

今回のテーマは、
「薬剤耐性菌はどのようにヒトに至るのか?」
生態系における薬剤性菌の循環について考えます。

詳細はこちらをご覧ください

お申込みはこちらから

獣医師の仕事や本学獣医学類の学びを先生に直接聞けるチャンスです!
参加者には酪農学園大学の牛から搾乳した特製アイスクリームもプレゼント!
また、セミナー終了後は個別相談の時間も設けます(要予約:0120-771-663)。

【高校生限定先着15名の企画です】

日時:2014年7月12日(土) 13時~14時
(参加無料 高校生限定先着15名)
場所:酪農学園 東京オフィス
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館11F

12:30~13:00 受付
13:00~14:00 セミナー(田村 豊  教授)
14:00~16:00 入試個別相談(予約順)
※セミナー終了(14時予定)後は自由解散となります


高校生による牛乳類を使ったお菓子レシピ募集について

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高校生による牛乳類を使ったお菓子レシピ募集について


全国の高校生から、牛乳・バター・チーズ・生クリーム・ヨーグルト・スキムミルク等の牛乳、乳製品を使用した、未発表のオリジナルレシピを募集します。


・応募要項はこちらから→応募要領(PDF)
・応募用紙はこちらから→応募用紙(PDF) 
・締  切  
2014年7月25日(金)当日消印有効
・審査結果の公表
  8月上旬に審査を行い、結果をホームページ上で発表します。
  (最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞5点程度) 
・表彰
 最優秀賞(1名)、優秀賞(2名)の計3名の方は、8月23日(土)に本学へご招待し、   
午前中にレシピを再現していただき、午後、表彰式を行います。
・応募及び問合せ先
  学園広報室 江口
  TEL 011-386-4158  FAX 011-388-4157 E-mail koho@rakuno.ac.jp
※ 応募いただいた個人情報は、本キャンペーン以外の目的には使用いたしません。
※ 入賞作品のうち、商品化の可能性のあるものを、(株)セイコーマートが期間限定で販売 
する予定です。
※ 最優秀賞、優秀賞、奨励賞以外の方の参加賞は、8月下旬までに発送の予定です。
お菓子レシピ募集ポスター

【THE JR Hokkaido7月号】特集「牧草ロールの秘密」

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JR北海道車内誌「THE JR Hokkaido7月号」に、特集記事「牧草ロールの秘密 ~偉大なる草食系に寄り添って~」が掲載されました。

牧草ロールの秘密-1

・牧草ロールの基本について 中辻浩喜教授の説明

・ロールベールラップサイロの誕生について 干場信司学長の説明

・良い草地づくりについて 三枝俊哉准教授の説明

上記のほか、黒澤酉蔵が提唱した「循環農法図」や「健土健民」についても紹介されています。

 

(PDFファイル)

JR北海道 承認

中村千秋特任教授が「国際理解」の授業で講義

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NEWS NO.32(2014年度)

中村千秋特任教授が「国際理解」の授業で講義

 

 6月26日(木)の「国際理解」の授業で、本学の中村千秋特任教授による「3つの国際『誤解』の探求」と題した講義が行われました。中村特任教授は1989年からケニヤで野生のアフリカゾウと地域住民の共存のために活動し、現在は自ら母体を設立したNPO法人「サラマンドフの会」の代表を務めています。これまでの国際経験から感じた、3つの国際「誤解」について講義をしました。

 

P1050242●誤解その1 大型野生動物

 「野生動物というのは、家畜やペットとは違って人間の都合で作られた動物ではありません。その中でも大型野生動物は、どの時代においても生態系に重要な役割を果たしてきました。

 陸上の大型野生動物とは、体重がおよそ1,000kg以上のものです。その中でもアフリカゾウは、オスでは5,500~6,000kgに達します。海洋ではマッコウクジラが約18トン、シロナガスクジラは約120トンです。どちらも陸上や海洋を長距離移動し、多様な食物を摂取し排泄することによって、地球の生態系の循環と維持に大きく寄与しています。

 しかし、人間と共存しなければならない時代を迎え、個体数が激減し、絶滅の危機にさらされています。アフリカゾウは象牙を狙った密猟によって、クジラは鯨肉を利用するための捕鯨によってです。アフリカゾウの保護が世界的に提唱され、1989年にワシントン条約によって象牙の国際取引が禁止されました。しかし、1997年には特定の国に輸出が認められるようになり、残念ながらその国の一つは日本でした。現在は密猟の取り締まりが厳しくなっていますが、そのために象牙の希少価値が増し、ブラックマーケットに流れています。

 クジラについては、日本は科学調査の名目で捕鯨を続けています。今年、国際司法裁判所は、南極海で行っている調査捕鯨は科学的ではないとし、中止を命じる判決を言い渡しました。しかし、日本政府は、4月~6月にミンククジラの調査捕鯨を実施して世界にアピールしました。

 鯨肉を食べるのは日本の伝統的な食文化だと言われます。しかし、実際には、鯨肉が普及したのは、第2次世界大戦後の食糧難の時期でした。1950年代には食肉全体の30%を占めていましたが、1970年代には5%まで減少しました。これで果たして伝統食と言えるでしょうか」。

 

●誤解その2 自文化中心で良いか?

 「自己中心とは、自分自身を物事の中心と定義して、世の中を解釈する考え方です。それでは自文化中心とは何かというと、自分の所属する集団、民族、人種などの文化を中心に置き、それを基準に他の文化を否定的に判断したり、低く評価する態度や主張です。

 『白人性』という研究テーマがあります。白人を世界の中心とし、非白人を蔑視する考え方です。それと同じように、『日本人性』もあります。例えば、『ガイジンさん、日本語上手ですね』という何気ない言葉には、日本人と非日本人を区別する思想が現れています。これはどの民族、集団、グループにもあるものです。

 自分は何人なんだろうと考えたとき、例えば私は、3分の1は日本人、3分の1はアフリカ人、3分の1は地球人だと思っています。3等分でなくても5等分でもいいのですが、そういう考え方を自分の中に持つと、自分の文化にないものを排除するという誤解がなくなってきます。相手の文化や価値観を尊重し、その観点に近づいて理解しようとすれば、国際的な誤解は解けると思います。象牙問題や捕鯨問題の解決には、そういう視点が必要です」。

 

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●誤解その3 開発は誰のためか?

 「開発はすばらしいものであるというのが一般的な考え方ですが、これが国際的な誤解を生んでいると思います。

 ケニヤでも開発指向は強く、外国資本を取り入れて道路や鉄道などのインフラ整備を進めるのは良いことだと考えられていますし、原子力発電の計画もあります。経済的に貧しい人々を救うためには、自然保護よりも地域を開発しなければならないという誤解が生じています。しかし、近代化、開発とは誰のためかというと、それは必ずしも地域住民のためにはなっていません。

 近代化と言っても、そこに色々な要素がありますが、中心と非中心を作り、弱いもの、小さいものを排除していくという傾向は、近代化が進む中で見られるものです。そこには、自然や野生動物を制圧することも含まれます。

 誰のための開発なのか、何のための開発なのかと考えると、地域住民のためではなく、誰かが何かを得るために目的のすり替えをしている、そういうところに目を向けて欲しいと思います」。

 

 

P1050233●国際「誤解」から地球「理解」へ

 「誤解から理解へと進むためには、メディアを批判的に見る視点が必要です。インターネットなどの膨大な情報を鵜呑みにせず、適切に選択できる力を養うために、日々勉強してください」。

 

 「国際理解」の授業を担当する森川純特任教授は、最後に「学問とは、客観的事実の究明、言いかえれば、本当のところはどうなんだろう、 チェックしていこう、そういう志とバランスの取れた柔軟な思考を持っていただきたいと思います。毎回の授業後の皆さんの書いた小エッセーを読む度に、そういう姿勢が見られてとても頼もしく感じています。色々な見方、考え方を知ってください」と話しました。

2014年度特待生表彰式

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NEWS NO.33(2014年度)
2014年度特待生表彰式
 2014年度の特待生の表彰式が6月27日(金)に、本館第1会議室で行われ、69名の学業成績優秀者が表彰されました。
 干場信司学長は、「この表彰は、成績や生活態度が優秀な学生を表彰するものです。たいへん素晴らしいことであり、皆さんの日頃の成果によるものです。これからも、他の学生の規範となるように過ごし、学校生活も大いに楽しんでください」とお祝いの言葉を述べました。
 続いて、干場学長から受賞学生の代表に賞状が授与され、その後、代表の学生からお礼のあいさつがあり、獣医学類6年の山口幸佑さんは、「この賞をもらったのは、先生や友人たちのおかげです。これから国家試験があるので、仲間と一緒に頑張りたいです」、獣医保健看護学類4年の秋吉珠早さんは、「色々な人に支えられて受賞することができました。これからは人の役に立つことができるように頑張りたいです」、循環農学類4年の加藤万奈さんは、「家庭の事情で学業をあきらめようと思いましたが、先生や友人、学生課の職員の皆さんのおかげで勉強を続けることができて、感謝しています」と述べました。




 本年度の受賞者は次のとおりです。なお、1人につき24万円が支給されます。
循環農学類(22名) 東山昻紀 、 藤原瑞貴 、 加納優里菜 、 山口莉沙 、 馬淵孝治 、 山田辰哉 、 三ツ橋理人 、 上田ひとみ 、 山中愛海子 、 蒲川直人 、 服部太郎 、 澤田円 、 佐藤駿 、 石塚紀行 、 三谷夏生 、 藤田広世 、 宮崎惟 、 北浦教子 、 加藤万奈 、 白波瀬亜弓 、 沼辺宏大 、 三浦創
食と健康学類(14名)加藤久美子 、 伊豆田晴菜 、 関川あき 、 渡邊真佑 、 中新田潤平 、 佐藤かな子 、 阿部萌菜 、 吉村茉佑 、 川野琢朗 、 古屋誠司 、 佐藤奈波 、 福島瑠美 、 高橋和代 、 藤原史帆
環境共生学類(11名)菅野慎 、 遠藤百絵 、 北井康貴 、 安達亮太 、 河上智也 、 栗木隼大 、 石﨑俊博 、 水梨賢也 、 福士沙紀 、 林芽衣 、 鈴木沙祐里
獣医学類(12名)三宅史 、 天笠美聡 、 向田万紀 、 齊藤菜津子 、 八重樫里菜 、 岡本真理子 、 新井田篤 、 荒川祐衣 、 河合紀人 、 中村暢宏 、 横山岳生 、 今井文  
獣医保健看護学類(3名)吉田麻里亜 、 大野さや 、 秋吉珠早
獣医学科(7名)天沼広己 、 益子亜里沙 、 松倉大樹 、 湯本森矢 、 小堤晃博 、 佐々木由佳 、 山口幸佑

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映画「夢は牛のお医者さん」の試写会・トークイベントに本学学生が参加

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NEWS NO.35(2014年度)

映画「夢は牛のお医者さん」の試写会・トークイベントに本学学生が参加

 

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TeNYテレビ新潟制作(監督 時田美昭)の獣医師を目指す少女の26年間に密着したドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」試写会が6月23日、札幌市のSTVホールで行われました。試写会後のトークイベントに、本学獣医学部5年の工藤哲さん(生産動物学内科学Ⅰユニット:田島誉士教授)、北海道大学獣医学部6年の塩水流(しおずる)大地さん、帯広畜産大学2年の高橋朋子さんの現役学生のほか、元旭山動物園園長の小管正夫さんが参加しました。

映画は、TeNYテレビ新潟制作が制作したもので、昭和62年、時田監督が報道記者だったころ、新潟県の山あいにある小さな小学校に、「クラスメートとして3頭のホルスタイン子牛が入学」したという取材で訪れ、主人公の高橋知美さんと出会いました。子どもたちは牛に、ツヨシ、ゲンキ、モグタンと名付け愛情を注ぎ、牛と共に成長し、牛の卒業式(出荷)を見届けました。そんな出会いと別れを経験し、知美さんは牛のお医者さんになる決意をします。その後、獣医師を目指し、大学受験や獣医師国家試験に合格し、獣医師として家畜診療所で働く現在までの26年間が描かれています。

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時田監督は、「ひたむきに夢を追う少女の姿を見ると、次は自分が頑張ろう!と、勇気をもらえるのではないか」と制作にあたった熱い思いを語りました。
IMG_8692 トークイベントで工藤さんは、「家族みんなで彼女の夢を支えていて、自分と重なるものがありました。僕は山形県出身で、獣医師になるため親元を離れ、私立の高校・大学に通わせてもらいました。両親には経済的負担をかけ、精神面でも支えてもらっているので、改めて家族にお礼を言いたいという気持ちになりました。この映画はぜひ、家族で見てほしいと」と、映画の感想を述べました。

また、この映画は7月5日(土)より、札幌市のシアターキノで上映されます。

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