NEWS NO.136(2016年度)
RGU生物図鑑~【プラタナス】モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)
学 名:Platanus acerifolia 英 名:Plane tree(Sycamore)
スズカケノキ科(Platanaceae) スズカケノキ属(Platanus)
【プラタナス(スズカケノキ)あれこれ】
- 属名のプラタナス(Platanus)はギリシャ語の「platys(広い)」を語源とし、葉の幅が広いことが由来します。
- 古代ギリシャの哲学者プラトンはプラタナスが植わったアカメディアの森で哲学を説いたといいます。プラタナスの花言葉は「天才」・「好奇心」です。
- シスター・シモーヌ・デシェーヌは札幌の自然「プラタナスのこと」内で、新約聖書のなかに『ザケオがよじのぼってキリストを見ようとした樹が、プラタナスのような樹だったのでしょう』(さっぽろ文庫20 札幌の自然 )と記述しています。
- 「モミジバスズカケノキ」は「スズカケノキ」と「アメリカスズカケノキ」との交配種であり、日本には明治時代の中期に入ってきました。
- スズカケの名は、プラタナスの実が山伏の着る鈴懸衣に付いている球状の飾りに似ていることから呼ばれました。
- 成長が早いため、公園樹や街路樹として多く植えられています。
- 樹高は10m以上になり、樹皮は淡灰褐色~灰緑色で不規則に剝がれます。
- 葉はとても大きく、カエデの葉に似ていることからおお(・・)かえ(・・)で(・)ともいいます。
- 春期、枝先に1~3個の球状花をぶら下げます。